日本における教育格差
男性と女性の間にある格差を表す2021年度版「ジェンダー・ギャップ指数」が3月に発表になりました。日本は65.6%で、世界156ヵ国中120位でした。
その内訳です。
・ 指数 世界順位
全体 65.6%(世界平均67.7%) 120位
教育分野 98.3%(世界平均95.0%) 92位
健康分野 97.3%(世界平均97.5%) 65位
経済分野 60.4%(世界平均58.3%) 117位
政治分野 6.1%(世界平均21.8%) 147位
教育分野ですが、指数は高いですが順位は92位です。
小学校や中学校では男女格差はありませんが、高校や大学、大学院に進学するときに男女の差が表れます。
「女の子は勉強しなくてもいい」といった偏見が親世代にあり、女子の進路が狭められてしまいます。
東大の女性比率は約2割だと聞きます。
また、科学や技術などを学ぶ理解の分野には大きな男女差があります。
学校の校長先生や教頭先生をみても男性が圧倒的に多いです。
「家事をするのはお母さん」と役割を決めつけてしまう考えがおかしいと思う世代が育つまで待つしかないのでしょうか。
ジェンダーギャップ指数を発表している世界経済フォーラムは「どんな学問分野でも大杼のバランスが偏らないことが望ましい」としていますので、日本の課題といえます。
ちなみに、1位はアイルランドで全体の指数は89.2%です。