新テスト「大学入試希望者学力評価テスト」の原案が発表されました
13日、文科省から大学入試センター試験に代わって2020年から導入される「大学入試希望者学力評価テスト」の原案が発表になりました。
英語
①英検、TOIEC、TOEFLのような民間試験を活用
②成績は点数でなくCEFR(欧州言語共通参照枠)という国際標準枠に対応した6段階表示を検討→受験回数は高3以降の4月~12月の2回まで。
③今のセンター試験の2技能の試験は23年まで併存させ、廃止。
国語
①記述式の大問は、80~120字程度の問題を含め3問程度出題。
②採点はセンターが民間業者に委託。
③試験時間は今の80分から100分程度に延ばす。
④結果は段階別表示を検討。
課題
①全体の難易度をどう設定するか。
②受験生が2次試験の出願のために、自己採点できるかどうか。
③国語の採点を委託する民間業者が質の高い採点者を確保できるかどうか。
④民間の英語4技能試験は学習指導要領に沿ったものか確認が必要。
⑤英語検定の対する機会均等をはかる必要がある→地方の生徒は受験機会が少ない。
⑥コストの問題。現12,000円(2教科以下),18,000円(3教科以上)が高くなる可能性がある。
⑦記述式問題が高校や大学が期待する思考力や表現力などをどこまで測れるか。
⑧各大学が採用するかどうかの判断のためにも、テスト全体の設問のレベルが早めに示される必要がある。
実施は今の中学3年生からです。高2まで英検などを取得した生徒は高3になるともう一度受験する必要がありそうです。
他の教科などはどのようになるのか、例題を見てみないとどれだけ変わるのかわかりませんが、英検は受験していた方が良さそうですね。