英語の民間試験に対する高校の対策について
2020年度から大学入試センター試験に代わり「大学入学共通試験」で、英語の評価に活用される民間の認定試験への対策についての高校の校長先生のアンケート結果が日本教育新聞に載っていました。
対策について、
・学校で指導する 72.6%
・学校で指導しない 7.4%
・どちらともいえない 20.2%
全国普通科高等学校長会(全普高)が今年の7月、各都道府県で4年制大学への進学が多い高校から4校、進路が多様な生徒が在籍する高校から4校を抽出、計376校対象に実施したものです。
全国普通科高等学校長会とは、全国の国公私立普通科高等学校、中等教育学校後期課程の校長、教育機関の代表者の任意団体です。
英語試験を受ける時期について、
・学校で適切な受験時期を指導 64.1%
・生徒自身に受験時期を考えさせる 11.7%
・早い時期に受験できるように学校行事を見直し 5.1%
妥当な受験料について、
・1000~3000円 58.5%
・3000~5000円 37.5%
離島が多い九州・沖縄地方の高校は1000~3000円が71.9%に上ります。
心配や課題について、
・地方では受験機会等の関係から選択肢が狭く、GTECを利用せざるを得ない
・新学習指導要領が民間機関との兼ね合いに配慮したものにならないと英語の学習の負担が過重になる心配がある
心配事がもう1点、検定試験を合格してしまうとその後の英語学習がおろそかにならないか、です。