日本の「重力値」40年ぶり更新、大和市中央林間は?
今日は土曜日、午前中の授業がなくなり夕方からの授業も昨日振替で行ったため午後の授業だけになりました。教室の整理と来週からの進学年の授業に備えての準備です。
朝日中高生新聞によると、日本の重力の基準となる「重力値」を40年ぶりに更新したそうです。
変化が最も大きかったのは新潟県佐渡市で、対体重60㎏のの高校生なら約0.006グラム軽くなりました。
重力は場所と時間によって変わります。
場所によって変わるのは地球が地軸を中心に自転し、外向きの遠心力が働くからです。地軸から地表までの距離が長いほど強い遠心力を受けます。
重力=引力+遠心力
(注)遠心力は引力と方向が逆なのでマイナスになります
この遠心力は北(南)極で最も小さく赤道で最大になります。北極で体重60㎏の人は赤道では300g軽く東京では210g軽くなります。
時間がたって地球が変化することも、重力に影響を及ぼします。月の引力・地中に埋まっている物質・災害による地表の変化なども影響するそうです。
重力値がどのような影響を及ぼすかと言えは、基準がずれていると地図用の標高を正しく決められなかったり、重さを正しく測れなかったりします。
例えは、1㌔の金を沖縄から北海颯に持っていき、同じはかりで量ると北海道の方が1g重くなり、取引にも影響が出てきます。
重力値の量り方ですが、真空状態にした装置の中で物を自由に落下させ、落とした距離と時間から求め、精度は小数点以下6桁までです。
重力は場所によって違うということは知っていましたが、なんとなく磁力のようなものの影響かと思っていましたが、遠心力とは知りませんでした。自転しているのですから、考えれば当たり前のことですが。