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新テストは「大学入試共通テスト」と「高校生のための学びの基礎診断」

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文部科学省は大学入試改革の検討状況を公表しました。

 

それによりますと、2020年度(2021年1月実施 現中学3年生より)に大学入試センター試験を衣替えし、新テストの仮称を「大学入試共通テスト」とする。共通テストの実施日はセンター試験と同じ1月中旬の二日間の予定。

 

大学入試改革案です。

国語:3問程度の記述式(80~120字)問題を出題する。時間を80分から100分に延ばす。採点は民間業者を活用する。

数学:「数学Ⅰ」「数学Ⅰ・A」で3問程度の記述問題を出題する。時間を60分から70分に延ばす。採点は民間業者を活用する。

地歴・公民・理科:2024年度(高校の次期学習指導要領に基づく出題となる)以降、記述式出題を検討する。

英語:「読む・聞く」力に加えて「書く・話す」力をみる。英検やTOEICなどの民間検定試験に移行する。
・A案:20年度から検定試験のみに全面的に移行する
・B案:23年度までは共通テストと併用する
高校3年の4~12月に検定試験を2回まで受験可能とし、結果と共に語学力の国際標準規格「SEFR(セファール)」に基づいた段階別成績を大学に提出する。

 

センター試験以外の入試制度の変更です。

一般入試 ⇒ 『一般選抜』・・・高校に成績も重視
推薦入試 ⇒ 『学校選抜』・・・学力評価を義務付ける
AO入試 ⇒ 『総合型選抜』・・・学力評価を義務付ける

 

今後の進め方です。
・文科省は意見公募や関係団体の意見聴取を経て、A案・B案のどちらかに絞り6月中に共通テストの実施方針を作成する。
・19年度までにプレテストを三回行い、成績提供方法などを含む実施大綱をまとめる。

 

高校生の基礎学力を確認するために19年度から先行導入する予定の高校基礎学力テストは、趣旨を明確にするために『高校生のための学びの基礎診断』と仮称を変更した。

 

課題については明日。