神奈川県入試報告会に出席してきました
駅構内では午前中にもかかわらず親子連れが目につきました。
今日は昨日、一昨日の運動会(体育祭)の振替休日なのでしょう。
今日は午前中、相模女子大で行われた業者主催の「神奈川県入試報告会」に出席してきました。
公立高校の概況ですが、全体の実質競争率が昨年並みの1.20倍で、合格率は83.6%(前年:83.3%)で不合格者は166人減って8,553人でした。
約5人に1人が不合格者と考えると厳しいですね。
学力別ですと偏差値が55以上の上位層と44以下の層でも倍率が若干さがっているので、その分45~54の中位層で倍率があがり厳しくなっている傾向が見受けられます。
今年の県立高校入試の最大の特徴は、学力検査の平均点の合計が約30点上がったことでしょう(H28年:258点⇒H29年:290)。
内訳ですが理社は変わらず前年並みで、英数国で各10点ずつ上がりました。
全教科問題数が少なくなり、また難問も減りました。問題数が減った分、配点も高くなりました。
大学入試が記述式に移行しようとしているときにその流れに逆行しています。
採点ミスをなくするということで主眼である学力を測るということが二の次になっている感じがします。
問題が易しくなると上位校では実力による差がつきにくいので、ミスが大きく影響する入試になります。