朝刊紙の世帯当たり発行部数(世帯普及率)
新聞をとる世帯が減ってきているというのはよく聞く話ですし、生徒からも「家は新聞を取っていない」との声を聞くことも多々あります。
6割とも、いや5割を切っているとも聞かされますが、日本新聞協会が毎年10月に行っている調査の結果が毎月送られてくる業界紙に載っていました。
まずは、一般紙(全国5誌+地方紙)の発行部数の概況です。
2000年 4,740万部 (世帯数 4,742万世帯)
2016年 3,982万部 (世帯数 5,582万世帯)
世帯数が増えているにも関わらず、発行部数は減少しています。
2000年が1世帯当たり1部だったのが、2016年では0.713部です。
次に、都道府県別の朝刊紙の世帯当たり発行部数(世帯普及率)です。
普及している都道府県
① 福井県 101.0%
② 富山県 100.3%
この2県は1世帯で平均1部以上購読していることになります。
③ 鳥取県 99.2%
④ 島根県 99.0%
⑤ 山形県 97.8%
普及率が低い県
① 高知県 29.4%
② 静岡県 31.4%
③ 大分県 31.8%
④ 大阪府 31.2%
⑤ 東京都 38.2%
ちなみに、神奈川県は43.4%で低い方の8番目です。
全国紙(読売・朝日・毎日・産経・日経)と地方紙(ブロック紙+地方紙)の地域別の比較ですが、全国紙の発行部数が地方紙を上回っているのは15都府県しかありません。
神奈川県ですが、
全国紙 2,339,090部
地方紙 292,461部
(神奈川新聞210,473部、東京新聞81,988部)
で、地方新聞占有率は11.1%です。
地方新聞占有率が最も高い県は沖縄県の97.5%(沖縄タイムスと琉球新報の二誌がほぼ半々です)である程度予想できるのですが、最も低い県が大阪府(大阪日日)の0.3%だったのは意外でした。
今年の夏のチラシをどうしようかと考えてポスティング業者に話をきいたところ、その地区(例えは大和市央林間1丁目等)の全世帯数の6~8割(業者、地区によってばらつきがあります)をカバーしているとのことでしたので、神奈川県平均でみると完全に上回っています。
大和市の新聞普及率はわかりませんが、夏のチラシの配布をポスティングにしようかと思っています。