勉強だけでは得られないもの
学校の説明会の前半が終わりました。
4~7月の前半は中学入試で始まる中高一貫校の説明会で、9〜11月の後半は高校の説明会になります。
今年は、いろいろと工夫をこらし熱が入っていた説明会が多かったように感じました。
そのなかで、自校の教育の結果として卒業生を紹介される学校が多くありました。
それらの生徒に共通する点がいくつかあります。
① 部活の部長・副部長や生徒会の委員長・委員の経験者であること
② 6年間の学校生活の中のキャリア教育で影響をうけていること
③ 入学時はそれほど上位の成績で入学したわけではないこと
④ 国公立・私立の難関大学に進学していること
④は前提だと思いますが、例外なく勉強だけでなく部活や生徒会等それ以外でも活躍してきた生徒です。
当然といえば当然なのですが、いわゆるリーダーと称される生徒だと思われます。
成績を伸ばすには、いろいろな力が必要になってきます。知識は勿論必要ですが、最近よくいわれるのは思考力ですね。その他にも発想力やものごとを関連づけて考える力、忍耐力・持続力などたくさんあります。
では、そのような種々の力はどのようにして養われるのでしょうか。確かに勉強で養われるものもあるでしょうが、むしろそれ以外の生活で養われていくのではないのでしょうか。
この生徒たち勉強一筋で過ごして来たら果たして今の大学合格を得られたのだろうかと考えながら説明を聞いていました。