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明日は9月1日、何事もなければいいのですが

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中学3年生の国語の題材に萱野稔人さんの「国家権力とはなにか」という評論がありました。

 

その中で、ドイツの社会学者マックス・ウェーバーによる「権力」の定義があり、それによると「権力」とは、或る社会的関係の内部で抵抗を排してまでにこの意志を貫徹するすべて可能性を意味する、とあります。

 

つまり権力とは、たとえ相手がイヤだと思ってもこちら側のいうことに従わせることができる可能性のことであります。

 

国家権力の源泉は暴力の行使にある、という内容はとても興味深かったのですが、今日の本題ではないのでおいておきます。

 

明日は9月1日で夏休みが終わり、子どもの自殺が多くなる日だそうです。
嫌なら行かなければいいのにと思うのは大人の勝手な考えだということはわかります。

 

でも、子どもを学校に行かせようとする“権力の源泉”とはいったい何だろうかと考えてしまいました。

 

「逃げ場所がないならいらっしゃい」という動物園や図書館の呼びかけはとても有効なものだと思います。その呼びかけが必要とする子どもに届くことを願わずにはいられません。