15歳の「協働問題解決能力調査」能力は如何に?
経済協力開発機構(OECD)が世界の15歳を対象に2015年に実施した「学習到達調査(PISA)」の中で、複数人のチームで問題解決に効果的に取り組むための能力を測定した「協働問題解決能力調査」の結果を発表しました。
参加した52ヵ国・地域の順位です。
1 シンガポール 561(平均得点)
2 日本 552
3 香港 541
4 韓国 538
5 カナダ 535
5 エストニア 535
7 フィンランド 534
7 マカオ 534
OECD 平均 500
2015年のPISAには日本から高校1年の約6,600人が参加し、うち約2,000人が今回の調査を受けました。
調査はコンピュータで架空の人物とやり取りする中で、効率よく問題解決に向かうためにふさわしい会話を選ぶなどの形式です。
実在の人物とのやりとりではなく、OECDが「解決に向けて効率的」をみなした会話のみが正解となります。
日本の男女別では、女子が565点、男子が539点で、参加した全ての国と地域で女子のスコアが上回ったとあります。
学習到達調査(PISA)とは、義務教育終了段階の15歳を対象に、身につけた知識は技能を実生活で活用する力を見るテストで、2000年から3年ごとに実施されています。
2015年の調査の他の分野の日本の順位です。
・科学的応用力 2位
・数学的応用力 5位
・読解力 8位