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中高生の読解力ピンチ 主語、述語、理解不足

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前回も書きました

https://www.ie-chuo.com/archives/1698

中高生の読解力ピンチの具体的な問題が新聞にでていましたので、紹介します。

 

■以下の二つの文の意味が同じかどうか?

『幕府は、1639年、ポルトガル人を追放し、大名には沿岸の警備を命じた。』
『1639年、ポルトガル人は追放され、幕府は大名から沿岸の警備を命じられた。』

 

「同じ」 と誤答した生徒は、中学生約43% 高校生約28%
「異なる」と正答した生徒は、中学生約57% 高校生約72%

 

■次の問に答えよ?

『仏教は東南アジア、東アジアに、キリスト教はヨーロッパ、南北アメリカ、オセアニアにイスラム教は北アフリカ、西アジア、中央アジア、東南アジアに主に広がっている』

 

オセアニアに広がっている宗教を「キリスト教」と答えられなかった生徒は?
中学生 約38% 高校生 約28%

 

これらは中学の教科書に載っている文ですが、教科書を読めないということは自律学習ができないということにつjながります。
当然数学の文章問題の意味を正確に読み取ることもできないでしょう。

 

長文になると意味を読み取れないということは、
主語・述語の関係、
修飾・非修飾の関係、
並立の関係、
補助の関係
がわからない、特に主語と述語の関係を考えて文を読むことができていないということでしょうか。特に主語述語の関係でしょう?

 

文章を正確に読むという訓練は小学校低学年から必要なのではないでしょうか。