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顕性、潜性と多様性

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日本遺伝学会が新しい用語集をまとめ、誤解や不安を招かないようにするとともに、「みんな違ってみんないい」という多様性を強調しています。

 

遺伝学用語の主な変更点です。
・優性 ⇒ 顕性
・劣性 ⇒ 潜性(せんせい)
・突然変異 ⇒ 変異
・ 変異  ⇒ 多様性
・色覚異常 ⇒ 色覚多様性

 

中学の理科の教科書に優性・劣性は「特徴が現れるか現れないかという意味で使われていて、優れている、劣っているという意味はない」との注意書きがありますが、「優」「劣」のイメージは付きまとうので、「顕性」「潜性」はいいのではないでしょうか。

 

どんな健康な人でも、変異して病気になりうる遺伝子をもっているとのことなので、正常ではないというのは単に数の問題かもしれないと考えると変異が「多様性」というのはわかる気がします。