腹が立つ
ラジオでリスナーからの「うちの子の小学校はエアコンが入っていないので心配です」との投書が読まれていました。
17日愛知県で熱中症とみられる症状で小1の児童がなくなりました。33度を超す炎天下での校外学習とはどうかと思いますが、教室内では大型の扇風機を4機回しても37度あったそうです。
37度の室温のなかで集中して勉強できるものでしょうか。
愛知県の公立小中学校のエアコン普及率が3割程度とあったので、他県の公立の小中学校エアコン普及率を調べてみました。
都道府県での普及率の違いには驚きました。東京都や香川県はほぼ100%なのに対し、同じ四国の愛媛県では10%もありません。普通教室の全国平均では5割に達しません。また、普通教室と特別教室との差が15%もあるのも気になります。
北海道や東北の各県の普及率が低いのは理解できます。また公立高校では小中学校ほど差がないので、小中学校に設置しようと思えば出来るはずです。首長の教育に対する価値観の違いでしょうか。
愛媛県も加計学園に多額の出資をする前にやることがあるのではないでしょうか。
設置費用は国が1/3負担しますが、それでも自治体の負担は大きいです。小中学校は義務教育ということを考えれば国が全額負担すべきでしょう。
子どもの体感温度は大人の+5度であるという説を聞いたことがあります。国会もエアコンをきって40度を超える室温の中で議論をしてみるといいと思います。
国会議員1人に年間かかる経費は7000万円だそうです。法改正で6人の参議院議員が増えると4億2000万円の増です。それだけあればどれだけの小中学校にエアコンを入れることができるのでしょうか。
何の役にたつのかわからないオスプレイは1機100億です。付帯設備を入れると200億ともいわれています。それだけあれば全国の小中学校全てにエアコンが完備するのではと思ってしまいます。
もう一つ、水分補給です。学校では授業時間中に自由に水分補給は出来ないと思います。
なにしろ、危険な温度の日が続いているのです。今まで通りとして判断するのは危険なのではないでしょうか。