置き勉
小中学生の通学かばんが健康に影響を与えかねない重さに達している問題で、北海道の人口上位10市のうち札幌・旭川・函館・小樽・釧路・帯広の6市の教育員会が、小中学校に対して負担軽減に配慮するよう要請をしたそうです。
例えば、函館市教委では「学校においてもよい教材を記した紙を教室に掲示する」などの具体例を挙げて各校に文書で通知しました。
同市教委は「重いかばんは子どもの安全や体の発達に影響するとの指摘されており、対策が必要と判断した」とあります。
教科書のページ数でどのくらい増えているかといいますと、2027年度の2017年度対比で134.2%です(1~6年合計、各社平均)。
こちらではそれほど大きな話題にはなっていないように思うのですが、北海道では通学距離が長いとか冬の道路が滑るとかあるのでしょうね。実際の事故件数なども多いのでしょうか。
確かに、重い荷物を持って歩くと少しバランスを崩しただけで大転びをしますので、大変危険です。
夏休みの前に巨大な荷物をもって学校帰りに授業を受けにきた高校生がいました。夏休みなのでロッカーの中身の撤去命令が出たとのことでした。
教科書のデーター化は進むでしょうが、紙の教科書が完全になくなるとも思えませんので「置き勉」は必要かもしれません。