デジタル教科書
デジタル教科書が2019年度から正式な教科書として位置付けられました。ただし、当面は紙との併用で使うことになります。
紙に代えて使用する場合は、各教科の授業時間数の1/2未満という制限があります。
国は2020年度以降、本格的に普及を考えています。
何ができるかですが、タブレットやネットワーク環境の完備によって、視覚化・音声化によって理解が深まり、情報共有による双方向のある授業展開、習熟度に応じた個別学習などが可能になります。
宿題は全員同じ問題ではなく、質も量も全員違うことになるかもしれません。
古文や漢文の朗読、英語のネイティブスピーカ―による発音、写真やイラストの拡大、立体図形の回転など理解を深めるのに大いに効果がありそうです。
障害のある子には、文字の拡大、白黒反転、音声読み上げ機能などで、学習上の困難を低減できます。
技術家庭では、輪切りや半月切り、いちょう切り、千切りが一目で理解できます。
課題は環境の整備で、2018年で普通教室の無線LAN整備率は34.5%です。タブレットの1人1台はほど遠く、自治体間で差があるのが現状です。
自治体任せではなく国が率先して取り組んでもらいたいものです。