人工知能(AI)の英語のレベル
「ロボットは東大に入れるか」プロジェクト(通称・東ロボくん)の人工知能(AI)が今年1月に実施された大学入試センター試験の英語(筆記)に挑戦した結果がチームから発表されました。
結果は、185/200点・偏差値64.1です。
同時に18年と17年のセンターにも挑戦しました。合わせて前回16年に模試を受けた当時のAIにも同じ問題を解かせた結果です。
・ 19年のAI 16年当時のAI
17年 169点(偏差値60.1) 102点(45.1)
18年 167点(60.5) 95点(43.0)
19年 185点(64.1) 83点(40.7)
大幅に成績が伸びていますが、その要因は、AI関連の先端技術「ディープラーニング(深層学習)」に基づく文章読解技術の大幅な進歩があります。
さらに、文章から不要な文を見つけ出す問題など、従来は苦手だった分野にチーム独自の技術適用し、正答率が大幅に高まり、驚くべきことに全問を解くににかかった時間は数秒以内だといいます。
2016年に同チームは、意味を理解する読解力の問題で成績が伸び悩んだことを理由に、東大合格を断念していますが、その後も能力向上のため研究は続けているそうです。