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全国公立小中学校の年間標準時間数

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学校教育法施行規則で1こまの分数と年間の標準時間数は以下のように決められています。

小学校 45分/1こま
中学校 50分/1こま

小学1年生  850こま/年
小学2年生  910こま/年
小学3年生  980こま/年
小学4~6年生  1015こま/年
中学1~3年生  1015こま/年

編成は各学校が行いますが、学習指導要領の内容を漏れなく指導することなどを理由に、標準より多いこま数を確保して年間計画をたてる場合が多くあります。

文部省の調査によりますと、2024年度に全国の公立小中学校が立てた年間授業計画で。標準時間数の1015こまを大きく上回り1086こま以上の学校が、小学5年生で17.7%、中学2年生で15.2%に上ることがわかりました。

ただ、22年度からは小中とも20ポイントほど減ってはいます。

年間1086こまですと、年間を35週・1週間を5日としますと、
1086÷35÷5=6.20こま/1日
となって週1で7時間授業が必要になります。

午後から3時間の授業は小学生なら尚更、中学生でも厳しいですよね。
学習指導要領が定める学習内容が多すぎる「カリキュラム・オーバーロード(教育課程の過積載)」を次期指導要領では改善してもらいたいものです。