ブログ

カテゴリー別アーカイブ: 今日の新聞記事より

報道の自由度について

国際NGO「国生なき記者団」が2023年の「報道の自由度ランキング」を発表しました。

日本は180ヵ国中68位で、昨年の71位か順位をあげたもののG7中最下位でした。
68位は6段階中4番目で「問題な状態」のランクです。

最も上位だったのは2011年の鳩山内閣の時で11位でした。民主党内閣だからということもあるかもしれませんが、その前の麻生内閣で17位、福田内閣で27位でした。

急激にランクが落ちたのは第2次安部内閣からです。

日本の状況について、
『政治的圧力やジェンダー不平等などにより、「ジャーナリストは政府に説明責任を負わせるという役割を十分に発揮できていない』
と批判しています。

 

創造性の育成塾

新聞の記事からです。

 

日本の科学技術をリードし、世界に貢献できる人材を育てようと、理科好きの中学2年生を対象にトップレベルの研究者が授業をする夏合宿「創造性の育成塾」が受講生を募集しています。

 

・主催はNPO法人ネットジャーナリスト協会
・塾長は、五神真理化学研究所理事長
・今年で17回目
・7/30~8/3の4泊5日
・場所は東京大学本郷キャンパス
・定員は40名
・参加費、宿泊費は無料
・東京から101㌔以上離れている場合は主催者が交通費を負担

 

参加希望者は育成塾HP掲載の選考問題に取組み、応募用紙に解答や必要事項を手書きして提出する。

マンガ学科

全国の公立高校で初めて「マンガ学科」を設立した熊本県立高森高校(高森町)で18日、一期生として入学した40人の授業が始まりました。

 

学科は漫画家輩出を目指していて、プロの漫画家から直接指導が受けられるのが特色です。

 

週刊少年ジャンプの元編集長で、漫画出版社「コアミックス」(東京)の堀江信彦社長らが講師を務めます。

 

堀江社長は2020年12月に幼い頃に暮らした町内にコアミックスの第二本社を開設し、高森高は21年に協定を結び教育活動を進めてきました。

愛知県の「ラーケーションの日」

愛知県は、県内の公立小中高校と特別支援学級の児童、生徒が家族の休みに合わせて年3日まで平日に休める制度を2023年度に導入します。

事前に申請すると、校外での自主学習活動として扱われ、欠席とはしません。

制度の名称は、「ラーニング」と「バケーション」を組み合わせた「ラーケーションの日」とします。

受けられなかった授業は自習で補います。導入時期は2学期以降として市町村や学校が決めます。

給付型奨学金の支給先、中間所得も

現在の給付型奨学金は、年間で最大約91万円受け取ることができ、授業料も最大年間約70万円が減免されます。

 

受け取ることができる条件ですが、家族構成が両親、本人、中学生の4人構成の場合の年収がおおよそ380万円未満の世帯になります。

 

文科省の有識者会議まとめた条件付きで中間層へと広げる案です。
・扶養する子どもが3人以上いる「多子世帯」
・学費の高い理工、農学系の学生

 

今後、国公立よりも学費が相対的に高い私立の学生などを優先し、対象となる学部や学科などのリストを作成します。

 

一方、支給対象となる大学の要件は厳しくなります。

 

現在、対象外となる大学は、
・学生数が3年連続定員の8割未満で、かつ経常収益が赤字などの経営状況を示す数値も悪い大学

 

見直し案では、
・3年続けて定員の8割未満の大学は、経営の数値が良くても制度の対象から外れ、入学する学生は給付を受けられなくなるがただし、就職・進学率が9割超の大学は猶予するなどの例外をもうける
・経常収支が赤字など経営状態が悪ければ、定員を満たしていても対象外となる
となります。

 

地方の私立大学で影響を受けるところが出てくることが考えられます。

 

年3兆円あると全ての学費が無料にできるそうですが、日本の唯一の資源は人材なのでちまちましたことをするのではなく、一気に進めてもらいたいものです。

80憶人

世界の人口は11月半ばに80憶人を越えました。

 

紀元前8000年ごろの世界人口は500万人です。
その頃というのは、
・中東では農業が始まり、
・ヨーロッパは石器時代、
・日本は縄文時代
です。

 

世界人口の推移です。
10億人突破・・・1800年ごろ
70億人突破・・・2011年
80億人突破・・・2022年

 

ここ10年ちょっとで10億人増えていますが、既に人口増加ペースは穏やかになっていて、国連によると2080年代に約104憶人でピークを迎え、その後は横ばいになるそうです。

 

 

クエタ・ロナ、ロント・クエクト

本日は午前中から授業があったのですが、生徒の体調不良で休校になりました。

 

午後からはHALLO(プログラミング教室)の体験授業と16時20分からの授業があります。

 

大きい数や小さい数を示す際、単位と合わせて使う接頭語「ギガ(10の9乗)、ナノ(10の∖乗)など」に、新たに4つが加わりました。

 

●クエタ・・・10の30乗
●ロナ・・・・10の27乗
●ロント・・・10のマイナス27乗
●クエクト・・10のマイナス30乗

 

追加は1991年以来31年ぶりで、フランスで開催された国際度量総会で承認されました。

 

デジタル化がすすんで大きい方ではメガとかギガ、小さい方ではナノを目にすることはありなんとなくイメージできますが、例えば、現在観測できる地球から宇宙の果てまでの距離138億光年は、メートルで換算するとおよそ10の26乗㍍で、ロナを使えば約0.1ロナ㍍と言われてもまったくピンときません。

 

 

英国の今年の言葉は?

米出版大手ハーパー・コリンズ(英語辞書コリンズを出版)の英国法人は1日、今年頻繁に使われた代表的な言葉として「パーマクライシス」を選んだと発表しました。

 

パーマ・クライシスとは、辞書に新しく加わった言葉で「長期間続く不安定な状態」と定義されました。

 

最終候補に残ったその他の言葉です。

・「ウォームバンク」:光熱費の高騰により自宅内を温められない人が訪れる暖房の効いた建物を指す

・「パーティゲート」:新型コロナウイルス流行下のパーティ解散問題を指す

・「クワイエット・クイッティング」:個人の時間を大事にするため契約以上の仕事をしないことを意味する

・「キャロリーン」:チャールズ英国王の関連であることを示す形容詞

・「スポーツウオッシング」:問題行動から注意をそらすためにスポーツイベントを開くという言葉

 

日本でいうと流行語大賞でしょうか。この言葉をみているだけでもイギリスの混迷度合いがわかるような気になってきます。

 

パーマ・クライシス覚えておいておきましょう。

工業高校が変わる

「工業高校」が変わりつつあります。

 

企業との連携による高度IT社会に対応した教育内容の充実や、校名の変更等、各自治体は生徒からも産業界からも選ばれる学校にしようと改革を進めています。

 

都立高校の入試倍率は近年、普通科の1.5倍前後に対し工業系学科は1倍を割っています。

 

2023年度からはイメージ向上のため都立工業高全15校を「工科高」に変更します。

 

愛知県は2021年度から県立の工業高など軽14校で、
・「IT工学」
・「ロボット工学」
などの学科を新設‣改編するとともに校名を工科高としました。

また、大阪府でも2005年度から、府立工業高12校を工科高9校に改編しました。

 

両府県とも校名変更と同時に生徒が柔軟に進路選択できるよう、学科を受験時ではなく入学後の2年進級時に選べる募集形式に変えました。

 

学科を決めるのが入学してからというのはいいと思うのですが、1年の何月ごろに決めるのかが気になります。

先生が足りない

文科省が昨年の4月の状況を調べたところ、全国の公立小中高校の5.8%に当たる1897校で2558人足りませんでした。

 

内訳ですが、
・小学校 1218人
・中学校  868人
・高校   217人

 

学校の先生の必要な数は、クラスに1人ずつは最低限として、先生のまとめ役やクラスを2つに分ける少人数の担当などを加えて決めます。

 

先生の不足の原因です。
・40~50年前に大量採用された先生が定年を迎えた
・先生の長時間労働など忙しい実態が知られ、先生になりたい人が減少した

 

文科省は、社会人も先生になりやすいよう、教員免許がなくても専制になれる「とくべつ免許状」を活用するよう都道府県教育委員会に促しています。