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横浜市立南高附属中学の英語教育「5ラウンド方式」について

市立南高校附属中学が公立中高一貫校が開講して2012年度から取り入れた英語教育における先進的な取り組み、通称「5ラウンド方式」です。

 

5ラウンド方式とは、1冊の教科書を1年間に5回繰り返し、段階的に制度をあげていくスパイラル学習です。

 

1周目:CDで繰り返し音声を聞き、聞き取ったストーリーに合わせてピクチャーカードを並び換え、音声のみで教科書の内容を理解する。その際、単語や文法などはほとんど解説しない。

 

2周目:音声を聞きながら教科書の英文を追い、音と文字を一致させる。

3周目:これまで耳からインプットしてきたことを音に出す音読。CDの音声をまねて、発音やイントネーションにも気を付ける。さらに、読み取ったことを書く、ライティングにも取り組む。

4周目:聞き取った音声をもとに、教科書の英文に設けられた空欄を埋めていく「穴あきリーディング」に取り組む。

5周目:教科書のストーリーを自分の言葉で伝える「Retelling(自分の言葉でわかりやく繰り返す)」を行い、ノートに書くライティングに取り組む。

 

授業のスピードは速く、回を追うごとに精度を高めていき、量から質へ、「内容を理解する」インプットから「自分の言葉で表現する」アウトプットへと徐々にステップアップしていく。

 

新出の単語などを黒板に書きだすこともあるが、発音を中心に簡単に説明するにとどまり、文法についてはほとんど説明しないが、躓きやすいポイントについては1周目や2週目であっても文法の説明を補う。

 

最初から質、つまり制度を求めず、初めは音声中心でおおまかな意味理解が出来ることを目標とする。文字は正確さを伴うため、初めから書かせると苦手意識がうまれやすくなり、意欲がさがるので音声を繰り返し聞いて内容を理解するところからはじめ、段階的に制度をあげ、スピーキング、ライティングでの発信できる力をつけていく。

 

結果ですが、中3卒業時点で学年の85%以上が英検準2級以上を取得しています。

 

その教育効果の高さを理解した熊谷市(埼玉県)は、平成28年から市内の全ての公立中学校で導入に踏み切っています。

 

横浜市では、平成29年度に向けた「英語教育協力研究校」を2校設置しモデル校として2校が選ばれています。

 

最初は音声だけで取り組み、徐々に精度を上げていく方法は生徒にとってはとても取り組みやすいように思われます。最初から精度を求められると嫌になってしまうのも当然かもしれません。

 

一般の公立中学校での取り組みがとても注目です。先生方の熱意や生徒の学力差を乗り越えてぜひ成功させてもらいたいものです。

公立中高一貫校適性検査にはアナログ的試行力が必要

今日の午前中は関内で行われた「公中検情報セミナー」に出席してきました。

 

講師は大原予備校の先生でしたが、話の内容が具体的でとても参考になりました。

 

例えば、受かるだけだと過去問をどんどん解かせばいいが、問題は受かった後伸びるかどうかが重要である 等。

 

受かって伸びるための五つの条件
①面倒くさいことができるかどうか→アナログ的試行力
②親と一緒に→家庭の協力が必要
③試行力→考える思考力よりも手をうごかす
④正しいやり方を身につける→成長する
⑤受験の神様はいると信ずる→直前まで全力で取り組む

 

適性検査問題を解くには手を動かして考えるアナログ的試行力や生活上でのいろいろな体験や経験が重要との話でした。

しかし、このことは公立一貫校の受験者だけに必要なことではなく、子供達全員に言えることではないかと思いました。

 

他にも東京の一貫校の校長先生の生の情報などがあって参考になりました。

 

本日は全国学力・学習状況調査の実施日です

4月18日(火曜)はは平成29年度全国学力・学習調査の実施日です。

 

全国の小学6年生と中学3年生を対象に行われています。

 

参加学校ですが、国・公・私立学校の合計で29.850校(参加率98.4% 28年度96.5%)です。

 

(内訳)
国立学 参加155校(小学校:75校 中学校:80校)で100%(28年度:98.7%)の参加率です(18日実施ではなく、後日実施3校含みます)。

 

公立学校 参加29.208校(小学校:19,577校 中学校:9,631校)でこちらも100%(28年度98.1%)の参加率です(後日実施 小学校3校、中学校19校含みます)。

 

私立学校 参加487校{小学校:118校(参加率 52.7%) 中学校:369校(参加率48.6%)}で参加率が49.5%(28年度49.1%)です。

 

全国学力調査についてはいろいろ動きがあります。

①2019年度から3年に1度程度、中学3年生全員を対象に、英語の「読む・聞く・書く・話す」の力をみるテストを実施する。

 

②2017年度のテストから従来の都道府県別に加え、政令指定都市別の成績を公表する。

 

③2018年度から全国平均正答率が50%以上の比較的容易な問題を半数以上正答できなかった児童生徒を重点的な指導が必要な層に指定。その人数を当該の教育委員会や学校に示す。

 

④課題を把握しやすくするため個人票を充実させ、学校向けの成績一覧表を作成するとし、小学6年の成績を中学校に引き継ぐよう求める。

 

これらの動きは文科省の専門会議の答申を受けて文科省が具体的な検討に入りますので、最終的にはどうなるかわかりませんが、成績下位層の子どもたちに何らかの対応策がとられるのか、注目したいところです。

日本の「重力値」40年ぶり更新、大和市中央林間は?

今日は土曜日、午前中の授業がなくなり夕方からの授業も昨日振替で行ったため午後の授業だけになりました。教室の整理と来週からの進学年の授業に備えての準備です。

 

朝日中高生新聞によると、日本の重力の基準となる「重力値」を40年ぶりに更新したそうです。

 

変化が最も大きかったのは新潟県佐渡市で、対体重60㎏のの高校生なら約0.006グラム軽くなりました。

 

重力は場所と時間によって変わります。

 

場所によって変わるのは地球が地軸を中心に自転し、外向きの遠心力が働くからです。地軸から地表までの距離が長いほど強い遠心力を受けます。

 

重力=引力+遠心力
(注)遠心力は引力と方向が逆なのでマイナスになります

 

この遠心力は北(南)極で最も小さく赤道で最大になります。北極で体重60㎏の人は赤道では300g軽く東京では210g軽くなります。

 

時間がたって地球が変化することも、重力に影響を及ぼします。月の引力・地中に埋まっている物質・災害による地表の変化なども影響するそうです。

 

重力値がどのような影響を及ぼすかと言えは、基準がずれていると地図用の標高を正しく決められなかったり、重さを正しく測れなかったりします。

 

例えは、1㌔の金を沖縄から北海颯に持っていき、同じはかりで量ると北海道の方が1g重くなり、取引にも影響が出てきます。

 

重力値の量り方ですが、真空状態にした装置の中で物を自由に落下させ、落とした距離と時間から求め、精度は小数点以下6桁までです。

 

重力は場所によって違うということは知っていましたが、なんとなく磁力のようなものの影響かと思っていましたが、遠心力とは知りませんでした。自転しているのですから、考えれば当たり前のことですが。

ピカピカの新小学1年生・新中学1年生・新高校1年生

今日は公立の小学・中学・高校の始業式と入学式です。

 

お昼ごろには保護者(お母さん、お父さん)と一緒の新小学1年生や新中学1年生、新高校1年生の姿が見受けられました。

 

真新しい色とりどりのランドセルはそれぞれまばゆく輝いていました。

 

入学式にふさわしい穏やかな晴天でお日様も祝福してくれました。

 

新小学1年生には6年間学校そして勉強を嫌いにならないでほしい、新中学1年生には中学1年ギャップを乗り越えて逞しく育ってほしい、新高校1年生にはひざが隠れるスカート丈の長さが短くなるのもほどほどに、と思いながら通り過ぎました。

中央林間駅でCM撮影か?

授業に来た生徒が言っていました。

中央林間駅のマックの前でCMらしき撮影を行っていたと、雨なのに大変だろうと思ったら、青いシートをかざして撮影していたようです。

時々撮影があります。これで3回目です。1回は駅周辺を歩いていて偶然出会いました。

 

今日、20日に行った新中2年・3年の合格力判定模試の結果が届きました。

判定のポイントと今後の課題、各教科の注目する点を説明して返却します。

高校入試(速報)報告会

今日の午前中は湘南台文化センターで行われた高校入試(速報)報告会に参加してきました。

 

今年の学力検査の平均点(推定)です。
教科  2016年  2017年
英語   43.0   53.3
数学   51.7   62.2
国語   64.7   72.1
理科   46.5   44.0
社会   52.0   52.1
合計    257.9   283.3

 

英語・数学・国語は10点近くあがっています。
理科は上位層の平均は上がっているのですが、下位層は下がっています。
逆に社会は上位層が下がっていて、上位層は上がっています。

 

採点ミスをなくするということでマークシートを導入したことと受験者に得点を開示し全てをオープンにしてもクレームがつかないように例えば漢字の書き取り問題も選択になっています。

 

採点についても各学校で苦労されたようで、2系統で採点して合計が同じかで確認したそうです。

 

採点誤り防止対策で5教科とも記号選択の問題が増え、作図・文章記述問題が減少しています。大学入試のセンター試験に記述問題を入れる流れとは逆になっています。

 

勿論、採点ミスはあってはならないのですが、採点ミスを防ぐために記述問題を減らすというのは釈然としないものを感じます。来年以降問題の割合がどうなるか注目です。

 

もう1点、今年横浜翠嵐高校の東大合格者が35名でした。全国の公立高校では日比谷高校についで2位か3位の合格者でした。

 

例年、翠嵐高校の受験欠席者と辞退者が100人弱いるのですが、来年この数字に変化があるのかも注目されるところです。

朝もやと雪

今朝は朝もやの中に路上の水たまりに太陽光が反射して神秘的な情景を醸し出していのですが、徐々に太陽が雲隠れし午後からは雪になってしましました。

 

それもかなりの大雪で今夜にかけて積もりそうです。
雪は全ての音をすいこんで深々と降ります。

 

今日は私立高校の入試がありました。純粋な本番とは少し違うところがあるかもしれませんが、多くの生徒にとっては初めての経験となるのでそれなりに緊張したことと思います。
入試は明日もあるので、雪の影響が心配です。

 

公立高校の入試は残り5日です。倍率も確定したので集中して取り組むだけです。
今度の日曜日が第5回最後の直前模試になります。

 

再来週からは公立中学の学年末テストです。来週から部活が休みになるのであいている時間は土日を含め全て対策授業を行います。

 

英語検定の結果が届きました。
英検のCSEスコアはよくわかりません。
級によっては正答率が92%でもスコアは67%です。
問題の正答率が良くても安心できないということでしょうか。

教材展

今日は新横浜で開かれた教材展に参加してきました。

 

教科書が改訂された訳ではないので教材にそれほど変更はないだろうと思っていたのですが、結構変更されていました。内容の変更というよりもデジタル化や映像化に対応した変更となっていました。

 

テキストのページをパソコンで見たり、プロジェクターで投影したり、QRコードをスマホやタブレットで読み込んで発音を聞けるようになっています。

 

板書する手間が省けたりするのでテンポよく授業を進めることが出来そうです。
また、家庭でも使用できるので復習につかうだけでなく、予習をしてきてもらい授業では一歩進んだ応用問題に取り組む反転授業も出来そうです。

 

今までもデジタル教材はあったのですが、まだ特別なものという感じがしていたのですが、特に英語の教材においてはデジタル化していない教材は使えなくなるかもしれません。

教材展

今日は、午前中横浜で開かれた教材展に参加してきました。

 

展示だけでなく3割引き・送料無料で即売もおこなっていたので例年使用している準拠教材や目についた教材を数点注文してきました。

 

学習塾における英語のアクティブラーニング教材が新商品として発売されていたので中学1~3年用を購入しました。

 

「スラッシュリーディング」「シャドーイング」「ペアワーク」などが生徒と講師のあいだで出来るようになっているので、生徒も積極的に取り組めそうな教材なので楽しみです。残念ながらこの教材は新製品ということもあってか割引対象外でした。