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新たな高等教育機関「専門職大学」「専門職短期大学」

5月24日、学校教育法の改正案が参議院本会議で可決、成立しました。

 

l改正案は2年後の2019年4月1日より施行され新たに「専門職大学」と「専門職短期大学」が設置できるようになります。

 

改正案の背景ですが、
・新たな価値を創造することができる専門職業人の養成が急務
・大学進学自体は評価され、職業教育は低く見られる風潮
があげられます。

 

「専門職大学」と「専門職短期大学」は、大学レベルの知識を実践的は職業能力を共に身につける人材の育成を目的としており、技術と学問の双方の教育を行う中で、特に技術の教育を充実させ強みを持たせるとあります。

 

そのため、実習を強化して卒業単位の3〜4割以上を実習に充て、長期の企業内実習をなども行います。

 

就業年数は 「専門職大学」が4年、「専門職短期大学」が2年または3年です。社会人が学びやすいように 「専門職大学」の前期・後期の家庭区分、実務経験の単位認定などの仕組みを設けます。

 

設置形態ですが、
○一部の学部・学科を転換させるなど大学・短期大学が新たな期間を併設する
○設置基準を満たした専門学校が衣替えする
ことが考えられます。

 

従来、企業が社内で育てていた人材を国が肩代わりする感じがしないでもないですが、高校卒業生の進学選択が増えるのはいいことだと思います。

 

具体的にどのような専門職になるのか今一つピンとこないところがあるのですが、高い社会的評価を得るような人材を輩出するようになってもらいたいものです。

高校入試研究会

今日は湘南台文化センターで行われた“高校入試研究会”に参加してきました。

 

今年の2月実施の公立高校の結果の分析が主な内容ですが、私立高校の動きについてもありました。

 

今年はマークシート方式になったのと学力検査の得点と面接点、特色検査の得点が全員に開示されましたので、より精度の高いデータが集まったのと今まで集まりにくかった高校のデータも集まりました。

 

公立高校入試の大きな変更点ですが、
○ 2018年の入試から学力検査の予備日(インフルなどで受験できなかった生徒のため)が設けられます。
○ 2018年に新たな学力向上進学重点校が発表になります。5校程度はないかとの予想もありました。

 

 

その他、発表者が足で集めた情報も多々あり、3時間の長丁場でしたがとても参考になりました。

桜美林中学・高校説明会に参加してきました

本日は桜美林中学・高等学校の説明会に参加してきました。

 

桜美林学園は、1921年に中国・北京で創立された崇貞学園にその沿革をさかのぼることができ、今年で創立96年になり、4年後は100周年です。

 

100年前というと、日本に来たキリスト教の宣教師が日本の女性にも学問が必要ということで多くの女学校を設立しましたが、その頃日本から中国に渡って同じように中国に学校を開いたキリスト教徒の日本人がいたということは驚きです。

 

桜美林学園ですが、町田に設立して71年目で今年の4月にユネスコスクールに加盟しています。

 

ユネスコスクールとはユネスコ憲章に示されたユネスコの理念を実現するため、平和や国際的な連携を実践する学校です。

 

説明会で話されました特徴的な内容です。
中学・高校について
・中学で第二外国語としてコリア語が中国語を選択
・中入生と高入生は6年間別々のクラスですが、生徒から一緒のクラスとの要望があり、検討中
・中学で使用する教科書ですが、英語はトレジャー、数学は体系数学で中3から数ⅠAにはいる
・中入生の比率のかたよりは少ないが、高入生は東京:神奈川=30:69で偏りが見られる

 

今年の進学実績について
・浪人比率は11.7%
・一般受験:推薦=3:1
・国公立合格 25名(中入生11名、高入生14名)
・桜美林大学進学者は5~10%、進学基準が若干下がったそうです

 

総合力評価テストについて
2017年度から実施、一期生は9名の入学者でこのテストは落ちたが一般受験で合格して3名入学しているそうです。

予想した意外の答えがあり高得点を与えたそうです。因みに作文はださないそうです。

 

大学が同じ敷地内にあるので、淵野辺駅から随時スクールバスが出ていて10分弱で着きますので非常に便利です。

香蘭女学校中等科・高等科 説明会

本日は香蘭女学校中等科・高等科の説明会に参加してきました。

 

大井町線の旗の台駅から歩いて5分程度のところにあります。

 

今年から校長先生が変わられたということで3年ぶりに訪れました。

4月から新任の校長先生は男子校の立教池袋高校から来られた先生で、男子校・女子校の違いはあるが分けなければできないことがたくさんあってやはり別学がよいとのことでした。

 

人間の能力で数値化できるものはわずかしかなく、目に見えないもの(非認知スキルでしょうか)を大切にしていくとおっしゃってました。

 

立教大学に80人の推薦枠がありますので、他大学に進学する20名ほどと合計して100程が推薦で、他の70名ほどは一般受験で進学します。

 

来年130年を迎えるそうです。
創立~年と聞くといつも思うのですが、建学の精神が100年以上たっても色あせないということはすごいことだと。

 

3年ぶりに訪れて変化を感じました。
伝統を守り続けている学校のイメージが強かったですが、その中にもICT化が進み(中1から高2まで全員にIpad)、授業も学習習慣の定着と基礎学力の定着に力を入れているのが強く感じられました。
他大学受験者にも個別に対応して力を入れています。

上級生が下級生の面倒をみる伝統はうけつがれているようで、良いものは残し変えるべきところは変えていくのを感じました。

 

 

横浜隼人中学・高等学校 の説明会に参加してきました

午前中、横浜隼人中学・高等学校の説明会に参加してきました。

 

相鉄線の希望ヶ丘駅から歩くと20~30分かかりますが、相鉄・神奈中の路線バスが正門前まで来ていて便利です。

 

今年の4月から校長先生が変わりました。前校長先生は名誉校長になられて時々学校にお見えになるそうです。
2年前に新校舎が完成し、この年は受験者も多かったようです。

 

中学の教頭先生が説明のなかでアクティブラーニング(AL)授業の実践をしてくれました。思考力を養う、判断力・表現力を養う、そしてそれにはコミュニケーション能力が必要だということが実感できました。

 

講義型の授業とAL型の授業がうまくミックスして生徒が積極的に参加している様子が想像できました。

 

帰りは天気も良かったので、体験のため同じ教室長仲間と歩いて帰ってきましたが、遠回りをしたようで40分ぐらいかかってしまいました。

 

 

東京都市大等々力中学校・高等学校 説明会

今日は午前中、東京都市大等々力中学校・高等学校の説明会に参加してきました。

 

大きな変更点が2点ありました。

 

ひとつは、今年度の中3生より特選GLコースを創設し、S特選、特選、特進の3コースからS特選、特選GL,特選、特進の4コースになりました。

 

特選GLクラスは他の教科は特選のシラバスにそって授業が行われますが、英語は特別カリキュラムで行われ、中学3年と高校1年の2年間になります。高校2年からは特選に戻って理系・文系に分かれます。

 

もうひとつの改革は、算数1教科入試(S特入試)を行うとのことです。
難度が高めの計算問題と文章問題+600字の作文を65分で行います。
国公立の難関大学を目指すとのことです。

 

前回のAL(アクティブラーニング)型入試に続いて算数1教科型入試の導入です。

 

このことは何を意味するのでしょうか。多様な人材の確保、地頭の良い生徒の確保でしょうか。

 

今年AL入試で入学した生徒はクラスのリーダー的存在で活躍しているとのお話もありました。

神奈川大学附属中学・高等学校

本日は神奈川大学附属中学・高等学校の説明会に参加してきました。

 

同学校は横浜線の中山駅から徒歩で12~13分のところにあります。神奈川県に多い体力のつく学校のひとつで行きは7~8分登りが続きます。

 

附属校ですが神奈川大学進学者は2017年度入試では9名(3.9%)でした。推薦入学制度では第Ⅰ期(11月)とⅡ期(3月)があり、Ⅰ期では他大学受験希望者に対し、入学権利を保有したままでの併願が認められています。

 

校長先生のお話からですが、

①教育の原点は「人間をつくる」にあり、何かを変革する時は常に原点に立ち戻って考える。例えば、部活のあり方も変わっていきますが変える時には部活とは何するものか原点に戻って考えるということでした。

 

②タブレットやスマホではタイピングの技術が身につかないのでタブレットPCを使うとのことです。

 

自然に囲まれた環境のなかでの生徒の活動ですが、紹介DVDでの生徒たちの表情に現れていたようにとても満喫した様子がうかがえました。

 

 

 

 

 

神奈川工科大学説明会に参加してきました

本日は午前中に神奈川工科大学の塾・予備校対象の説明会に参加してきました。

 

本厚木の駅からバスで20分~30分(道路の込み具合でかなり差がでそうです)のところにあります。

 

神奈川工科大学の学部の変遷です。
1962年 幾徳工業高等専門学校開学
1975年 幾徳工業大学開学 1学部(工学部)3学科でスタート
1988年 神奈川工科大学に名称変更
現在    5学部(工学部、情報学部、創造工学部、応用バイオ科学部、看護学部)13学科 名実ともに神奈川を代表する理系総合大学といえます

 

学生は約5,000人で女子が900人(22.3%)です。栄養生命科学科や看護学部があるので女性の比率が高くなっています。

また、女性専用のフロアや、大学敷地内に女子シェアハウス(教育研究連携モデル生活棟)があり、女子学生の獲得には力を入れています。

 

高校生対象の説明会で伝えていることは、学科名だけではどのようなことをやっているのか判断しにくいので、将来のやりたいことにつながる研究室を選び、そこから学科を選んでほしいとのことでした。

 

5学部で135の研究室があり、1冊のガイドブックで具体的な内容で説明されていて選択しやすい内容になっています。

 

学科名だけを聞いても何をやるのかイメージをつかみにくい学科が多いので高校生はとても参考になると思います。

 

最初に校舎内に踏み入れた時から感じたのですが、各フロアのオープンスペースにおいてあるテーブルで学生が勉強しているのを見かけました。数人で集まってダべリングしているのではなく、1人で本を開いている学生が多く見受けられました。

 

最後に12階の学食(4ヵ所あるそうです)で昼食のお弁当をいただいたのですが、そこから見下ろす校舎はとても広く、野球場・サッカー場・テニスコートがとても立派なのが印象的でした。

 

 

 

 

神奈川学園中学校・高等学校説明会

本日は横浜駅西口から徒歩10分のところにある神奈川学園の説明会に参加してきました。

 

今年で創立103年で、100周年記念に着工した「新講堂」が入口すぐの右横の文字通り表玄関に完成していました。中を拝見させていただく時間が無かったのが残念でした。

 

学園の特徴について校長先生は、
① 宗教色のない自由な校風
②社会のために何かができる人間に
③英語を学び世界をしる努力を
とお話しされました。

 

“英語を学び”ですが、学園では1942年の学芸会でも“英語劇”を行ったそうです。太平洋戦争は1941年に始まっていることを考えるとちょっと驚きです。

 

2017年3月卒業生の進路結果についてですが、卒業生が例年より20~30名少なかったこともあり、GMARCH(学習院、明治、青山、立教、中央、法政大学)以上に合格者の数が減少しています。
さらに割合でも例年を下回ったとのことでした。

 

原因ですが、、GMARCH以上進学者で中1から伸びた生徒の推移を調査したところ、中2・3年のときの学習時間が他の生徒は1年次に比べて減少するのですが、彼女たちは平均約2時間と減少していなかったとのことが分かったそうです。

 

中学時代は平日2時間、休日3時間の学習時間を維持する力が必要で、特に中学3年次がひとつの鍵になると教頭先生がおしゃっていました。

 

もう一つ、アクティブ・ラーニングも重要だが、講義形式の授業も大事と考えて取り組んでいるとおっしゃっていました。

 

いろいろな改革に関して流行に流されない地に着いた取り組みをされていると感じました。

5月・6月は市立中学・高校の学校説明会と定期試験

このところ、毎日のように私立中学・高校の説明会の案内状が届きます。時間が許す限り出席したいのですが、今年は少し厳選して出席させていただこうと思っています。

 

校長先生のお話が伺えるのが一番の目的ですが、各学校のアクティブラーニングに対する考え方や取り組み具合を確認するのも楽しみです。

 

今年は秋になったらあまり参加していなかった公立高校の説明会にも足を運んでみようかと考えています。