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カテゴリー別アーカイブ: 学校情報

多摩私立4校合同説明会に参加してきました

本日は午前中町田市文化交流センターで行われた桜美林・玉川学園・日本大学第三・八王子学園中学高校の合同説明会に参加してきました。
あいにくの雨のためか例年より参加者が少なかったように感じました。1校当たり30分程度の説明時間になるので各学校共にポイントを絞った説明になりました。

桜美林中学・高等学校
中学・高校の入試の特筆点と変更点についての説明でした。中学は全てWeb出願になり
ます。2科・4科の合格目安点、複数回受験のプラス点と3回受験者はいいとこどりの説明が
ありました。
高校は他の私立との併願が可で、併願優遇AとB(書類選考)の違いの説明がありました。
オープン入試は内申点による加点制度があり、積極的に受験してもらいたいとのことでした。

玉川学園中学部・高等部
学校の取り組みに対しての説明がありました。
全人教育として12の教育信条があり、そのうちの“自学自立”と“学びの技”の2つについて
説明されました。自学自立はゴールがフリーだということ、学びの技は中学1年から取り組み
(アクティブラーニング)中3で論文にまとめて発表するというものでした。夏休みとかに集中
して行うのではなく、週2時間定期的に行うところに特徴があります。
30%強が玉川大学に進学しますが、高3の9月から大学の授業に参加でき最大14単位
まで取得できるそうです。

日本大学第三中学校・高等学校
夏の大会は清宮君の早実に準決勝で惜しくも負けた話しからはじまりました。経営母体が日大
ではないので、そこをからめての学校紹介がありました。
進学については1/3が日大進学、1/3が他大学推薦、1/3他大学一般受験ですが、希望すれ
ば9割以上日大に進学できるとのことでした。
日大の推薦を取っての国公立大学受験は可能だが、他大学受験は認められていないとのこと
でした。

八王子学園  八王子中学・高等学校
校長先生が変わられて『八学』イノベーションに取り組んでおられ、その中の2点についての
説明がありました。
授業を変えると入試を変えるについてですが、授業については全教室電子黒板の導入、来年
度より1台/1人タブレットを導入して相対的な学びを取り入れていくとのことです。もう一点は探
究ゼミ(大学のゼミのようなもの)を来年度より正規授業に取り入れるそうです。

1回で4校の説明を聞くことができるのはありがたいのですが、もう少し詳しく聞きたい等の不満が残る点があることと、印象が混在してしまうところがあるのですが、これは自分の問題ですね。

 

 

鵠沼高等学校説明会

本日は鵠沼高等学校の説明会に参加してきました。
学校は藤沢駅から江ノ電で3つ目「柳小路駅」から徒歩1分、藤沢駅から歩いても15分のところにあります。

対象4年創立、今年で90周年で男女共学になって来年で13期生だそうです。
もとは女子校ということからでしょうか男女比が1:2です。

3コースあって、英語科30人、理数科30人、文理科190人の合計250名の定員で、各コースとも男女別定員はありません。
各コースの男女の比率は、英語科:1:4 理数科:2:1 文理科:1:2です。

校長先生はじめ各説明の先生方がおっしゃっていたのは、何事もベストをつくす生徒を育てていきたいということでした。
中学での出席日数と共に面接をとても重要視しているのもその点をしっかり見きわめたいということだと感じました。

品川女子学院説明会

品川女子学院の説明会に参加してきました。
漆校長は去年から政府の教育再生実行委員会のメンバーになっています。
その関係で世界の潮流から日本の流れまでの幅広いお話でした。

4つの点についてお話がありました。
①課題解決型学習
②個別学習:1台/1人タブレットにより一人ひとりが自分にあった学習をする。
時間と場所から自由になる。
③協同:アクティブラーニングの教育
④非認知能力:IQ代表される認知能力よりも意欲や社会的適応力の非認知能力を高める

*数年後の授業形態がどのようになっているのかうまく想像できません。
*エストニアがIT教育の最先端をいっているとのお話でしたが、授業を見てみたいものです。

日本の教育改革について
・大学改革:大学は嫌がっているが補助金のしめつけが厳しい
・入試改革:推薦・AOの対策と一般受験の対策の二重の学習が必要
・高大接続:高校のカリキュラムの改革とIB(国際バカロレア)スクールの両方をにらんだ授業
必修科目が少なくなっていくだろう
*都立国際高校が公立で初のIBスクールの認定をうけたとの記事がありました。

公立が一斉に改革するということは難しいので私学の役割として情報のオープンがあるとのことでした。
改革が必要なのはわかりますが、これだけのことを短期間で行うとするとどうなるのかという不安がよぎります。

 

 

 

玉川聖学院の説明会に行ってきました

今日は玉川聖学院の説明会に行ってきました。
ここは故後藤健二さんが講演に訪れた学校として新聞に載っていた学校です。

もう一点関心があったのは今年の中学入試から適性検査入試を取り入れたことでした。
受験者は18名で14名合格、入学者は3名ということでした。
想定していた範囲よりも狭い範囲での受験者だったと言っていましたので、初年度ということで告知が行き届かなかったということがあるかもしれません。

学院長のお話では“世界をつなげる女性を育てる”、そのためには
①許す心-健全な自信を持っている
②違いを楽しむ心-自分自身が豊かになる
③人を信頼する心
を育てなければならない、“女性は平和な時にこそ力を発揮できる”とおっしゃっていました。

いろいろユニークな取り組みを行っている学校でした。例えば、
〇高2で“国際教養”の授業・・・これからの学習の目指す双方向授 業や参加型授業の実践であ
るということと体制の価値観にのっていない人(ルワンダ大使や高遠菜穂子さん等)を講演者に
よんでホンモノに出会う。
この授業を受けて将来の方向性を具体的に決めた生徒も多いということでした。
〇英語しか使えない小部屋・・・お菓子もOKだそうです。
〇情報センター・・・生徒の自主的な学習と読書を支援するための図書館です。本屋大賞の10冊が机の上に一冊ごとにプックスタンドで置かれていたり(貸し出し中の本もありました)、各部活推薦の本もありました。雑多な感じも多少しましたが、生徒が本を探したり読んでいるのが浮かぶような魅力にあふれた図書館でした。

募集定員に達していないということでしたが、まだまだ人気が上がっていい学校だと感じました。

 

 

法政大学第二中・高等学校説明会

今日は法政大学第二中・高等学校の学校説明会に参加してきました。
この学校は校舎が新しくなるとともに216年度から新中学1年生・新高校1年生より順次男女共学化になります。
1年後に共学化ということでおおぜいの塾関係者が訪れていました。

共学化の理由として、20年~40年先を考えると共学化が自然であるということで校舎の新築が大きなきっかけになったようです。

将来の優れた主権者になるための基礎を6年間で身につけて欲しい。
そのための大前提として、
①基礎学力を重視する
②主体的な思考力を身につける
③活動的な授業として実験・調査・発表を多くとりいれる
をあげられていました。

優れた主権者になってほしいということと「二中出身者が二高をリードする。二高出身者が法政大学をリードする」を繰り返し話されていました。

グローバル社会に対応できる人を育てるということで教育が変わろうとしています。その良し悪しは置いておくとしても流れは変わらないでしょう。
それに対応すべく教務面・生活指導面において十分に対策されているのを感じました。
ただ、それがうまくいけばいくほど内申生と高入生とのギャップが生じるのではとすこし考えてしまいました。