3歳児の約30%が午後10時(22時)以降に就寝し、約7%は睡眠時間が10時間未満の寝不足状態にある―。
分析した山梨大によると、共働き家庭が増えて親の帰宅時間が遅くなっていることも、子どもの遅寝が増えた一因とみられる。
就寝時間は午後10時以降とした子の割合は、
1歳 ・・・・・・・・・ 13%
1歳6カ月 ・・・・ 16%
3歳 ・・・・・・・・・ 29%
に上った。
とあります。4歳、5歳、6歳とさらにパーセンテージは上がっていくのでしょうね。
就学前の幼児教育において重要なのはIQや学力テストで計測される認知能力を身につけることではなく、人間の気質や性格的な特徴(「忍耐力がある」「社会性がある」「意欲的である」など)である非認知能力を身につけることといわれています。
もう少し具体的に言いますと基本的なしつけ(ウソをついてはいけない、他人に親切にする、ルールを守る、勉強をする など)をきちんと受けて育ってきたかということです。
認知能力は先取りしてもすぐに追いつかれてしまいますが、非認知能力を身につけて成長すると社会的地位や経済的にも差が出てきます。
両親の帰宅時間が遅いことが原因の一つにあげられていますが、現状は更に長くなる方向に向いているように感じます。
子どもたちが本来持っている能力を身につけることなく成長することが社会にとってどれほどの損失になるのかはかりしれません。