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月別アーカイブ: 2017年4月

公立中高一貫校適性検査にはアナログ的試行力が必要

今日の午前中は関内で行われた「公中検情報セミナー」に出席してきました。

 

講師は大原予備校の先生でしたが、話の内容が具体的でとても参考になりました。

 

例えば、受かるだけだと過去問をどんどん解かせばいいが、問題は受かった後伸びるかどうかが重要である 等。

 

受かって伸びるための五つの条件
①面倒くさいことができるかどうか→アナログ的試行力
②親と一緒に→家庭の協力が必要
③試行力→考える思考力よりも手をうごかす
④正しいやり方を身につける→成長する
⑤受験の神様はいると信ずる→直前まで全力で取り組む

 

適性検査問題を解くには手を動かして考えるアナログ的試行力や生活上でのいろいろな体験や経験が重要との話でした。

しかし、このことは公立一貫校の受験者だけに必要なことではなく、子供達全員に言えることではないかと思いました。

 

他にも東京の一貫校の校長先生の生の情報などがあって参考になりました。

 

本日は全国学力・学習状況調査の実施日です

4月18日(火曜)はは平成29年度全国学力・学習調査の実施日です。

 

全国の小学6年生と中学3年生を対象に行われています。

 

参加学校ですが、国・公・私立学校の合計で29.850校(参加率98.4% 28年度96.5%)です。

 

(内訳)
国立学 参加155校(小学校:75校 中学校:80校)で100%(28年度:98.7%)の参加率です(18日実施ではなく、後日実施3校含みます)。

 

公立学校 参加29.208校(小学校:19,577校 中学校:9,631校)でこちらも100%(28年度98.1%)の参加率です(後日実施 小学校3校、中学校19校含みます)。

 

私立学校 参加487校{小学校:118校(参加率 52.7%) 中学校:369校(参加率48.6%)}で参加率が49.5%(28年度49.1%)です。

 

全国学力調査についてはいろいろ動きがあります。

①2019年度から3年に1度程度、中学3年生全員を対象に、英語の「読む・聞く・書く・話す」の力をみるテストを実施する。

 

②2017年度のテストから従来の都道府県別に加え、政令指定都市別の成績を公表する。

 

③2018年度から全国平均正答率が50%以上の比較的容易な問題を半数以上正答できなかった児童生徒を重点的な指導が必要な層に指定。その人数を当該の教育委員会や学校に示す。

 

④課題を把握しやすくするため個人票を充実させ、学校向けの成績一覧表を作成するとし、小学6年の成績を中学校に引き継ぐよう求める。

 

これらの動きは文科省の専門会議の答申を受けて文科省が具体的な検討に入りますので、最終的にはどうなるかわかりませんが、成績下位層の子どもたちに何らかの対応策がとられるのか、注目したいところです。

澄み切った空にサクラが散り、鯉が舞う季節

サクラが散りすっかり葉桜になった木と今まさに散りゆくサクラの木とが並んでいる木々の下をゆっくりと歩いて駅に向かいました。

 

サクラの花びらが舞い落ちるとというよりも、右斜め下に圧倒的な量で一直線に流れゆく姿はとても見ごたえのある美しさでした。

 

流れゆくサクラの木の道を挟んだ向かい側には鯉のぼりが風にそよいでいました。暖かく穏やかな青空と鯉のぼりはとても似合っていました。

 

ゴールデンウィークをはさんで1ヵ月後から中間試験が始まります。

 

まずは掃除をして1日いや1週間の始まりです。

 

なぜ、設問をちゃんと読んで解かないのか?

数学に限らず、設問を読まないで解く生徒が少なからずいます。

なせ、読まないので解くのでしょうか。

それは小学生のときに読まなくても数字だけ追っかけても解ける問題が多かったからです。

それと早く終わらせたいという気持ちから、すぐに解き始める習慣からでしょうか。

少し長い文章題だと“意味不”と聞いてきます。意味を解説すると解けたりもします。算数(数学)力ではなく、読解力です。

対策としては、一度体に染みついてしまうと抜くのは大変なので、小学生低学年から読まないと解けない問題(思考力を問う)に取り組ませることです。

以前はそのような問題は少なかったのですが、現在は豊富にあります。

ミスをしない子、間違いを自分で見つけることができる子は解く間に何度も問題文に戻ります。そして、答が出たら戻って求められているものかを確認します。

新テスト「大学入試希望者学力評価テスト」の原案が発表されました

13日、文科省から大学入試センター試験に代わって2020年から導入される「大学入試希望者学力評価テスト」の原案が発表になりました。

 

英語
①英検、TOIEC、TOEFLのような民間試験を活用
②成績は点数でなくCEFR(欧州言語共通参照枠)という国際標準枠に対応した6段階表示を検討→受験回数は高3以降の4月~12月の2回まで。
③今のセンター試験の2技能の試験は23年まで併存させ、廃止。

 

国語
①記述式の大問は、80~120字程度の問題を含め3問程度出題。
②採点はセンターが民間業者に委託。
③試験時間は今の80分から100分程度に延ばす。
④結果は段階別表示を検討。

 

課題
①全体の難易度をどう設定するか。
②受験生が2次試験の出願のために、自己採点できるかどうか。
③国語の採点を委託する民間業者が質の高い採点者を確保できるかどうか。
④民間の英語4技能試験は学習指導要領に沿ったものか確認が必要。
⑤英語検定の対する機会均等をはかる必要がある→地方の生徒は受験機会が少ない。
⑥コストの問題。現12,000円(2教科以下),18,000円(3教科以上)が高くなる可能性がある。
⑦記述式問題が高校や大学が期待する思考力や表現力などをどこまで測れるか。
⑧各大学が採用するかどうかの判断のためにも、テスト全体の設問のレベルが早めに示される必要がある。

 

実施は今の中学3年生からです。高2まで英検などを取得した生徒は高3になるともう一度受験する必要がありそうです。

 

他の教科などはどのようになるのか、例題を見てみないとどれだけ変わるのかわかりませんが、英検は受験していた方が良さそうですね。

 

 

 

 

「ポテトチップス狂騒曲」について思うこと

スーパーで買い物をする時に2ヵ月ほどまえからジャガイモが高いなあと思っていたのですが、去年8月に北海道を襲った4つの台風の影響でジャガイモの収穫量が前年比1割減だったのが原因のようです。

 

ポテトチップスは食べたことは勿論ありますが、買ったことはなかったので、カルビーと湖池屋が一部のポテトチップスの販売休止や終了を発表するやいなや、買い占めや転売の騒動が始まっているようです。

 

この騒動の新聞記事を読んで思ったことが2つあります。

 

ひとつは、ポテトチップスの種類が以上に多いということ。記事によると「菓子全般に言えるが、コンビニやスーパーで目立つ場所に置いてもらうためには新しい味を開発したり、パッケージを一新するなどしなければならない。露出を増やすためには新商品を次々を開発している」との経済アナリストのコメントがありました。
置き場所確保のための過剰競争で、日本の生産性の低さにつながっているような気がふとしました。根拠はまったくありませんが。

 

もう1点は、カルビーの広報担当者は「米国産のジャガイモの輸入も増やしたが、望む質に及ばなかった」と明かす、とあります。
詳しいことは書かれていませんので、それ以上のことはわかりませんが「質」が及ばないとは、単に製品に合わないだけなのか、他にも何か理由があるのか気になるところです。

2017年度 思考力検定 について

2017年度の思考力検定についてのご案内+申込用紙が届きました。

小学生、中学生には配布いたします。

 

思考力検定問題は毎年4月に小学6年生・中学3年生対象に全国一斉に文科省が行う学力検査のB問題、および公立中高一貫校の適性検査問題の対策になります。

 

公立高校の入試問題の各教科の結果概要を見ましても基礎知識問題はよく解けているが、思考力、判断力、表現力が問われる複合的な問題の正答率は低いとあります。

 

小学生のうちから思考力、判断力、表現力を鍛えることは高校入試、大学入試のみならず社会にでてからの「生きる力」につながっていきます。

 

2017年度の思考力検定の実施日です。

第1回    6/24(土)  申込締切   5/25(木
第2回 11/11(土)  申込締切 10/12(木)
第3回   2/17(土)   申込締切   1/18(木)

ご兄弟、塾外生も受験できますので下記までご連絡ください。
046-271-5122

廃藩置県と神奈川県の県名の由来について

先週、中3の社会の授業で明治維新の廃藩置県を行いました。

 

廃藩置県は明治維新の象徴的な出来事ですが、明治4年(1871年)に行われた時は3府(東京・大阪・京都)302県だったそうです。明治9年(1876年)までに何度かの変更を経て3府35県まで統合されました。その後少し戻して明治21年(1888年)に現在につながる47区分が確定しました。

 

その後の変遷です。

明治12年(1879年) 琉球藩を廃止沖縄県を設置
明治23年(1890年) 府県制制定で1庁(北海道庁)3府43県
昭和18年(1943年) 東京府が東京都に
昭和22年(1947年) 地方自治法制定に伴い北海道庁→北海道
昭和27年(1952年) 沖縄が米軍の施政下に
昭和46年(1972年) 沖縄が復帰、1都1道2府43県

これだけ見ても北海道と沖縄は特別だったんですね。真珠湾攻撃が1941年12月8日なので東京都になったのは意外と最近で太平洋戦争真っ只中だったんですね。知りませんでした。

 

さて、神奈川県の県名の由来ですが、横浜市を流れていた「神無川」に由来するとされるが、古くは神名川、神奈河などとも書かれたとあります。

 

また、金川、狩野川にちなむともあります。う・・・ん、少し縁を感じます。偶然ですが。

満開の下一人花見散歩、今週から授業が本格的に始まる

家の前の団地の親子桜(3本の桜の木の真ん中が小さいので名づけた)が満開になりました。

 

今日は天気もまずますでしたので少し遠回りをして川沿いのサイクリングロードに咲く桜を見ながら駅まで歩きました。

 

桜の木もよく見ると枝に花を咲かせるだけでなく、幹に直接花を咲かせている木があったり、水平に伸びた枝から見事なまでに地面と垂直に伸びた枝に咲かせたりと違いがありました。

 

この満開の桜、週末まで持ってもらいたいものですね。花見の予定はありませんが。

 

学校も今週から本格的に授業がスタートします。中間試験の日程も発表になりました。

 

新学期のスタートです。

日本の「重力値」40年ぶり更新、大和市中央林間は?

今日は土曜日、午前中の授業がなくなり夕方からの授業も昨日振替で行ったため午後の授業だけになりました。教室の整理と来週からの進学年の授業に備えての準備です。

 

朝日中高生新聞によると、日本の重力の基準となる「重力値」を40年ぶりに更新したそうです。

 

変化が最も大きかったのは新潟県佐渡市で、対体重60㎏のの高校生なら約0.006グラム軽くなりました。

 

重力は場所と時間によって変わります。

 

場所によって変わるのは地球が地軸を中心に自転し、外向きの遠心力が働くからです。地軸から地表までの距離が長いほど強い遠心力を受けます。

 

重力=引力+遠心力
(注)遠心力は引力と方向が逆なのでマイナスになります

 

この遠心力は北(南)極で最も小さく赤道で最大になります。北極で体重60㎏の人は赤道では300g軽く東京では210g軽くなります。

 

時間がたって地球が変化することも、重力に影響を及ぼします。月の引力・地中に埋まっている物質・災害による地表の変化なども影響するそうです。

 

重力値がどのような影響を及ぼすかと言えは、基準がずれていると地図用の標高を正しく決められなかったり、重さを正しく測れなかったりします。

 

例えは、1㌔の金を沖縄から北海颯に持っていき、同じはかりで量ると北海道の方が1g重くなり、取引にも影響が出てきます。

 

重力値の量り方ですが、真空状態にした装置の中で物を自由に落下させ、落とした距離と時間から求め、精度は小数点以下6桁までです。

 

重力は場所によって違うということは知っていましたが、なんとなく磁力のようなものの影響かと思っていましたが、遠心力とは知りませんでした。自転しているのですから、考えれば当たり前のことですが。