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日別アーカイブ: 2017年5月4日

サイコロをきちんと振れない子どもたちが増えている

アナログなゲームに縁の深いアイテムにサイコロがありますが、今、保育や教育の現場でこのサイコロを振れない子どもたちが増えているそうです。

 

サイコロを「振る」と一口に言いますが、暗黙のルールがあります。
① 適当な回転数転がす
② テーブルから落ちたらもう一度振りなおす(テーブル上にとめる)
の2つです。

 

確かに小さい子どもにとっては難しいことかもしれませんが、今の子どもたちは、こうした力加減を学ぶ場が非常に少なく、思い切り投げてしまう姿が見られるとのことです。

 

2~3年前に教室のお別れ会で小・中学生とボードゲーム・カードゲーム大会をやった時に、サイコロを手からぽとっと落としてしまい転がせなかった子やテーブルから落としてしまう子がいました。

 

トランプの種類や枚数を知らない子もいて、家でボードゲームやカードゲームをやったことがないのだろうかと思いました。

 

ボードゲームやカードゲームから実に多くのことを学んだ身としては寂しく、もったいない気がしました。相手の手や気持ちを読んで戦略を考える、独自の記憶法をあみ出すなど、学習面やその後の人生でもきっと役にたってきた(?)はずです。

 

殴り合いの手加減を学ぶことは必要ないと思いますが、何事にもさじ加減が大事なので、それをどこで学ぶかはとても重要なことだと思います。