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月別アーカイブ: 2017年5月

神奈川工科大学説明会に参加してきました

本日は午前中に神奈川工科大学の塾・予備校対象の説明会に参加してきました。

 

本厚木の駅からバスで20分~30分(道路の込み具合でかなり差がでそうです)のところにあります。

 

神奈川工科大学の学部の変遷です。
1962年 幾徳工業高等専門学校開学
1975年 幾徳工業大学開学 1学部(工学部)3学科でスタート
1988年 神奈川工科大学に名称変更
現在    5学部(工学部、情報学部、創造工学部、応用バイオ科学部、看護学部)13学科 名実ともに神奈川を代表する理系総合大学といえます

 

学生は約5,000人で女子が900人(22.3%)です。栄養生命科学科や看護学部があるので女性の比率が高くなっています。

また、女性専用のフロアや、大学敷地内に女子シェアハウス(教育研究連携モデル生活棟)があり、女子学生の獲得には力を入れています。

 

高校生対象の説明会で伝えていることは、学科名だけではどのようなことをやっているのか判断しにくいので、将来のやりたいことにつながる研究室を選び、そこから学科を選んでほしいとのことでした。

 

5学部で135の研究室があり、1冊のガイドブックで具体的な内容で説明されていて選択しやすい内容になっています。

 

学科名だけを聞いても何をやるのかイメージをつかみにくい学科が多いので高校生はとても参考になると思います。

 

最初に校舎内に踏み入れた時から感じたのですが、各フロアのオープンスペースにおいてあるテーブルで学生が勉強しているのを見かけました。数人で集まってダべリングしているのではなく、1人で本を開いている学生が多く見受けられました。

 

最後に12階の学食(4ヵ所あるそうです)で昼食のお弁当をいただいたのですが、そこから見下ろす校舎はとても広く、野球場・サッカー場・テニスコートがとても立派なのが印象的でした。

 

 

 

 

時間が足りない やはり計画が重要

今週から中間試験が始まっていますが、今回も準備不足が見受けられる生徒が多くいます。ほとんどの生徒が部活を行っているので、範囲が発表される10日前、または部活が休みになる1週間前から対策勉強が本格化していきます。

 

試験範囲の教科書、学校の問題集、塾のテキスト、対策問題は一通り解かせて解けなかった問題や間違えた問題の解き直しを行うのですが、解けなかったり同じ間違いをします。そこで再度説明をして試験当日を迎えることになりますが、答案を見て“これ前の日にやったのにと”がっかりすることが多々あります。

 

もう一度自力で解けてこそ試験の点数に結びつきます。最後の一押しの時間を如何につくるかですが、それには日々の勉強を計画的におこなうしかありません。

 

私立だけでなく学習計画・実績表を生徒に書かせて毎日チェックしている公立中学の先生もいらっしゃいます。
計画を立てさせるだけでなく如何に実施させるかですね。

 

今日も15:00から対策授業が続きます。

 

 

新『大学入試共通テスト(仮称)』の課題

昨日に引き続き新『大学入試共通テスト』についてです。

 

今日は新聞紙上で指摘されている懸念についてです

 

○国語の記述式の出題における採点の安定性や公平性について

・大学入試センターは昨年度、600人を対象に実証実験を行なった結果、自己採点と採点者の採点結果の一致率は約69%にとどまった、とあります。

・問題文の中のある部分に触れているかなどが正答基準になり、考えを文章化する力を問うていないとの指摘もあります。

・また、国語も数学も、個別試験でならではに思考のプロセスを丁寧に見ることができるので、大規模共通テストで無理してやるべきものか、という意見もあります。

 

○英語の「読む・聞く・書く・話す」四技能試験について

・方向性は間違っていないが、高校で身につけた英語の力を測る大学入試のあり方としてはどうか。

・民間検定の目的は留学やビジネスなど様々で、学習指導要領との整合性はどうか。

・費用の問題。検定料金は2万円を超えるものもあり、1・2年生のころから何度も検定に挑戦して慣れてできる子とそうでない子の差がでる可能性もある。

・国は予算の裏づけをせずに民間利用をすすめると、しわ寄せで子どもたちの格差が広がってしまう。

 

東大の南風原教授は「受験生に大きな影響があり失敗は許されない。期限ありきではなく、今回出た課題をさらに検討すべきだ」と話されています。

 

近頃は「結果をだす」との考えで強引に物事を進めていく風潮が見受けられます。日本における貴重な資源である“人”を育てる教育はそうであってほしくないものです。

新テストは「大学入試共通テスト」と「高校生のための学びの基礎診断」

文部科学省は大学入試改革の検討状況を公表しました。

 

それによりますと、2020年度(2021年1月実施 現中学3年生より)に大学入試センター試験を衣替えし、新テストの仮称を「大学入試共通テスト」とする。共通テストの実施日はセンター試験と同じ1月中旬の二日間の予定。

 

大学入試改革案です。

国語:3問程度の記述式(80~120字)問題を出題する。時間を80分から100分に延ばす。採点は民間業者を活用する。

数学:「数学Ⅰ」「数学Ⅰ・A」で3問程度の記述問題を出題する。時間を60分から70分に延ばす。採点は民間業者を活用する。

地歴・公民・理科:2024年度(高校の次期学習指導要領に基づく出題となる)以降、記述式出題を検討する。

英語:「読む・聞く」力に加えて「書く・話す」力をみる。英検やTOEICなどの民間検定試験に移行する。
・A案:20年度から検定試験のみに全面的に移行する
・B案:23年度までは共通テストと併用する
高校3年の4~12月に検定試験を2回まで受験可能とし、結果と共に語学力の国際標準規格「SEFR(セファール)」に基づいた段階別成績を大学に提出する。

 

センター試験以外の入試制度の変更です。

一般入試 ⇒ 『一般選抜』・・・高校に成績も重視
推薦入試 ⇒ 『学校選抜』・・・学力評価を義務付ける
AO入試 ⇒ 『総合型選抜』・・・学力評価を義務付ける

 

今後の進め方です。
・文科省は意見公募や関係団体の意見聴取を経て、A案・B案のどちらかに絞り6月中に共通テストの実施方針を作成する。
・19年度までにプレテストを三回行い、成績提供方法などを含む実施大綱をまとめる。

 

高校生の基礎学力を確認するために19年度から先行導入する予定の高校基礎学力テストは、趣旨を明確にするために『高校生のための学びの基礎診断』と仮称を変更した。

 

課題については明日。

小・中・高校生の自殺の動機

警察庁の統計によりますと、小・中・高校生の自殺者数は、
平成24年 336人
平成25年 320人
平成26年 330人
平成27年 349人
平成28年 320人
とあります。

 

その動機ですが、24年~28年の延べ数(1,512人)に対する割合は、
学業不振     11.4%
進路の悩み    9.6%
親子関係の不和  8.1%
うつ病       7.4%
学友との不和    7.0%
です。

 

新聞紙上を賑わすのはいじめによる自殺がほとんどとの印象があるので実際はそうではないのは意外でした。
学業不振や進路の悩みで多くの負担を子供たちに強いているとは思いませんでした。
やってみて失敗したら他の道を探せばいい、他の道はいくらでもあると言ってあげたいですが、現実はどうだろうと考えてしまいました。

今日は一日教室にいました

今日は、朝9時から授業がありました。

 

途中あき時間はありましたが授業の予習行い、夜の9時まで授業が続いたので少々疲れました。

それに加え昨日の冷房から一転して暖房が欲しいくらいの寒暖差でのどの調子もいまいちですが、そんなことは言っておられません。

 

明日の日曜日も朝10:30~夕方まで対策授業が続きます。

頑張ります。

『ルーティンで無駄ない毎日』

昨日の東京新聞の読者欄(木曜日は“若者の声”特集です)に掲載された女子中学3年生の受験生の標題です。

 

内容ですが、受験生になって勉強に関する目標をいくつか立て、その目標を達成するための目標も立てました。それがルーティンで、日課という意味で、毎日行う勉強内容を決めるというものです。

 

3年生になって3年生の勉強だけでなく、1・2年生の復習をやる必要があり、無駄な時間を無くさないと出来ないと毎日やることを決めてようと思ったようです。

 

これからの1年間は自分の時間をコントロールし、無駄なく過ごしていきたいです、とあります。

 

計画を立てなきゃと思い立ったことも素敵ですが、名前を出して公表したということが素晴らしいです。

 

新聞ですから不特定多数の人だけでなく知人や友人その親もみます。
当然声がかけられますよね。そうすると気持ちがくじけそうになった時に皆が見てるからやらなきゃという思いになると思います。

 

計画を長続きさせるポイントに家族に公表するというのがありますが、この生徒は一般社会に公表したのですから、その意思の強さできっと目標を達成させることと思います。

 

新聞の切り抜きの拡大版を教室に掲示して、密かにエールを送りたいと思います。

晩春と初夏の間で

少し暗いイメージの漂う晩春とからっと明るいイメージの初夏が交互にやってきます。
昨日は雨も降り晩春のイメージの1日でしたが、今日はまさしく初夏の一日の始まりです。

 

関東甲信越の梅雨入りは平年6月8日ごろですので、あと1ヵ月弱晩春と初夏が続くことになります。ちなみに梅雨明けは平年7月21日です。

 

中高生の中間試験は早い学校で16日からはじまり、遅い学校は26日まであります。
もう部活もなくなっている学校もあるので、土日も含め対策でフル稼働の日が続きます。

DVDで小津安二郎監督の“晩春”を見たいところですが、その時間が取れますやら・・・。

神奈川学園中学校・高等学校説明会

本日は横浜駅西口から徒歩10分のところにある神奈川学園の説明会に参加してきました。

 

今年で創立103年で、100周年記念に着工した「新講堂」が入口すぐの右横の文字通り表玄関に完成していました。中を拝見させていただく時間が無かったのが残念でした。

 

学園の特徴について校長先生は、
① 宗教色のない自由な校風
②社会のために何かができる人間に
③英語を学び世界をしる努力を
とお話しされました。

 

“英語を学び”ですが、学園では1942年の学芸会でも“英語劇”を行ったそうです。太平洋戦争は1941年に始まっていることを考えるとちょっと驚きです。

 

2017年3月卒業生の進路結果についてですが、卒業生が例年より20~30名少なかったこともあり、GMARCH(学習院、明治、青山、立教、中央、法政大学)以上に合格者の数が減少しています。
さらに割合でも例年を下回ったとのことでした。

 

原因ですが、、GMARCH以上進学者で中1から伸びた生徒の推移を調査したところ、中2・3年のときの学習時間が他の生徒は1年次に比べて減少するのですが、彼女たちは平均約2時間と減少していなかったとのことが分かったそうです。

 

中学時代は平日2時間、休日3時間の学習時間を維持する力が必要で、特に中学3年次がひとつの鍵になると教頭先生がおしゃっていました。

 

もう一つ、アクティブ・ラーニングも重要だが、講義形式の授業も大事と考えて取り組んでいるとおっしゃっていました。

 

いろいろな改革に関して流行に流されない地に着いた取り組みをされていると感じました。

中学から第二外国語必修に

東京都教育委員会は2022年度に開校予定の都立の小中高一貫校について、教育課程の概要を発表しました。

 

それによりますと、世界で活躍できる人材を育てるため、12年間を通じて語学に力を入れ、英語は小学一年から、第二外国語は中学から必修科目にする、とのことです。

 

都教育員会によりますと、公立の小中高一貫校は全国で初めてだそうです。

 

フランス語や中国語といった第二外国語は、小学校では課外活動として触れる機会をつくり、中学では選択制の必修とし、数学や理科などを英語で学ぶ授業も導入する、とあります。

 

優秀な生徒をどんどん伸ばそうというのはいいと思うのですが、大学生でも第二外国語で苦労しているのを聞くと大丈夫かなと思います。
小中生のうちだからいいのかもしれませんが、全員となると厳しいのではと思ったりもします。

 

英語教育に関してはどんどんハードルが上がっています。それだけ英語の勉強をしなさいということですよね。今よりさらに勉強時間が増えるとは思えないので、英語の勉強時間が増えた分だけ他の教科の勉強時間が少なくなるのではと心配になります。