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月別アーカイブ: 2017年6月

横浜翠陵中学・高等学校 説明会

本日は横浜線の十日市場にある横浜翠陵中学・高等学校の説明会に参加してきました。

 

駅からバスで10分、歩くと30分ぐらいでしょうか。

 

4月に校長先生と副校長先生が変わられました。今年は校長先生が変わられた学校が多く感じます。

 

2014年のどん底(広報部長先生がおっしゃっていました)から持ち直して、今年の高校1年生は6クラス募集のところ9クラスになったそうです。合格点の水準は保っているので、レベルは下がっていないとのことです。

 

確かに中学生の横浜翠陵の人気は高くなっているのが実感としてあります。今日は中学入試の説明が主でしたので、そのところの理由ははっきりしませんでした。

 

説明で思ったのは、生徒の身の丈にあった指導といいますか、上から引き上げるのではなく一緒になって登って行く指導をしているということでした。

 

それは、面倒見がいいではなく、“生徒と向き合う”学校という表現(自立を促す)にも感じましたし、常勤・非常勤の教師が多く、生徒との面談が多い学校という説明からも感じました。

 

昨年度から始まったグローバルチャレンジコースや今年9名の適性検査型入試での入学者を迎え、副校長先生いう「明るく元気な進学校」に期待です。

公立中学が終わって、公立高校・私立中高の期末試験がはじまる

今日で公立中学の期末試験がおわります。

みんな、今日も頑張った?でしょう。

 

明日からは公立高校の期末試験が始まり、来週からは私立中高の期末試験が始まります。

 

前期・後期制の学校は夏休み前の気持ちを引き締める意味も含めて実力テストがあります。

クラス別の判定の材料にもなるので、生徒も定期テスト以上の真剣さで取り組んでいます。

 

試験月間はまだまだ続きます。

小学校で学んだ英語は中学校で役立つか?①

「小学校で学んだ英語は中学校で役立つ」と考えていた小学6年生が中学校に入ると、そう考える割合は減ることがわかりました。

 

ベネッセ教育総合研究所による調査結果です。

 

昨春、1170人の中学校1年生を対象に実施。このうちの約半数は、小学6年生だったときにも、同社の調査(2015年実施)に協力しています。

 

その結果です。

小学6年生の時に「小学校の英語の勉強は中学校で役に立つと思う」と答えた割合は、82.6%。

 

今回の中学1年生対象の調査で、「小学校での英語の勉強は中学校で役に立っている」と答えた割合は53.9%。

両者をく比べると30%近く減った計算になります。

 

この調査のアドバイザーとつとめた大学教授によりますと、

 

小学校英語はコミュニケーション活動主体で、意味が正確に解らなくても推測でどんどん進めていきます。子どもたちはコミュニケーションが成り立つと喜びを感じます。
それが、中学生に入ると、いきなり知識・技能中心の授業になり単語や文法、発音をきっちり学ぶことになります。
コミュニケーションの道具としてもことばではなく、体系としての言語がより重視されるのです。
そうした変化に子どもたちが戸惑うのは当然でしょう。

 

とあります。

 

ではどうしたらいいのでしょうか? は次回に続きます。

梅雨らしい日

今日は、朝から雨が降りそうで降らない梅雨らしい日です。

蒸し暑く、壁のポスターも水分を吸ってしわしわになっています。

さて、これから試験対策の授業が夜まで続きます。

洗足学園中学校 説明会

洗足学園中学校の説明会に参加してきました。

溝の口駅から歩いて7~8分のところにあります。

 

今年校長先生が変わられました。
新任の校長先生のお話で特に印象に残ったのは、必要なことは答のないものにチャレンジして自分なりの答えを見つけていくこと、そこに変えていかなければならないもののヒントがあるのではないか、ということでした。

 

教育面について田中教頭先生は、中高で求められる学力として、
① 定められた学力の知識
② 論文を書く力=思考力+判断力+表現力+英語4技能
③ 研究を進める力=主体性+多様性+協働性
と話されました。

 

洗足学園の教育の3つの柱です。
① 65分授業
② 自治活動
③ 学外活動

他校では、③に部活動をあげるところが多いのですが、洗足学園の特筆べきところは65分授業もさることながら、この学外活動にあるのではないかと感じました。

 

渡された資料の中に2016年度、学外活動への参加一覧表があります。
これを見ますと中学1年生から高校3年生まで参加した大会等は230あります。そしてその種類は多岐にわたっています。

 

「夏休みこども国会」「夏休み学生サマーボランティア」「世の中を楽しくする企画発想法」「市村自然塾」「2017国際哲学オリンピック選考会」、「落書きけし」なんていうのもあります。
主催が大学、企業、国、地方自治体、地域、もちろん国内だけでなく国外もあります。

 

でも1番驚いたのは、7~8割が1人で参加しているということです。
与えられたものではなく自分で参加したいものをみつけて積極的に参加して結果をだしていくチャレンジ精神、目標をもって取り組む、これが大学進学実績にもつながっているのではないかと感じました。

本を読みましょう、本を!

今月10,11両日に行われた全国面接世論調査(日本世論調査調査会実施)によると、

 

問2 あなたは、1カ月間で漫が・雑誌を除いて本を何冊ぐらい読みますか。
 0冊         32・9 (%)
 1冊         29・6
 2冊         20・1
 3~4冊       10・4
 5~6冊       3・2
 7~9冊       1・4

で、3人に1人の割合でマ全く読まないのですね。

その原因ですが、

 

問5 日本社会で本離れが進んでいると言われています。あなたはなぜだと思いますか。
 魅力的な本が減った  5・3
 スマートフォンやゲームなどに費やす時間が増えた  73・2
 読書に充てられる時間が取れなくなった       13・0
 本の購入に充てられるお金が減った         2・8
 本を買える店が減った 2・7その他        1・3
 分からない・無回答               1・7

スマホや、ゲームに時間をとられているのは電車の中を見ても想像できますね。先日久しぶりに電車の中(11時AM頃)で新聞を読んでいる女性をみました。電車のなかで本を読んでいる男女は1人ぐらいは見かけますが、男性含めて新聞を読んでいる人は時間帯に限らずほとんどみません。

 

バリバリ(古いですね)のキャリアウーマンに見える女性で、読んでいた新聞は日本経済新聞でした。

もう一つ気になったアンケート結果です。

 

問4 あなたが漫画・雑誌を除いて本を入手する先は主にどれですか。
 大型書店       44・0
 中小書店       21・5
 コンビニエンスストア   5・0
 インターネット書店    9・1
 古本店        3・9
 図書館        8・7
 家族や知人      3・2
 その他        1・3
 分からない・無回答  3・3

ネット書店で購入するのと図書館で借りて読む割合がほぼ同じです。今後この2つの割合はどのように変化していくのでしょうか。

 

日本の小学生の読書量は多いですが、中学生になると減っていきます。勉強で減るのはやむを得ないとしても部活やスマホで減るのはなんとももったいないですね。

 

自分の場合は、仕事関係以外の本で新刊書を買うことが少なくなって、図書館で予約して借りて読むことが多くなりました。

 

現在、電車の中で読んでるのは図書館で借りた「スマホ廃人」です。

 

明日から、公立中学の期末試験です。
教科の日程が変更になっててんやわんやです。まったく!!

朝から1日テスト対策授業でした

今日は朝9:00~夜9;00までテスト対策授業と通常授業でした。

 

それにしても設問をちゃんと読まないですね。
あまりにも続くと、だんだん腹が立ってくるほどです。

 

毎授業必ずと言っていいほど“設問をちゃんと読め!!”と注意しています。

 

対策としては、
・線を引く
・常に設問に戻る
・答えが出たら設問に戻って問われていることか確認する
があげられます。

 

明日も午前中から対策授業です。

6月23日 「慰霊の日」

沖縄戦から72回目の6月23日「慰霊の日」を迎えました。

 

もと教師の皆さんがつくられた「学び舎」の中学社会「歴史的分野」の教科書には「慰霊の日」のことをP4・5の見開きで以下のように書かれています。

 

歴史と出会う―6月23日、沖縄で

沖縄では、6月23日は「慰霊の日」で、学校も役所も休日です。
1943年3月下旬、アメリカ軍が50万の兵力で、沖縄に総攻撃を加え、はげしく日本軍と戦いました(沖縄戦)。戦争は3ヵ月もつづいて、6月23日ごろに終わり、沖縄の住民をはじめ、日米両軍の兵士など、20万人をこえる死者をだしました。
沖縄では毎年この日に、沖縄戦のすべての死者を追悼する行事をおこなっています。

 

平和記念公園にある「平和の礎(いしじ)」には、この戦争で亡くなった人たち一人ひとりの名まえが、石にきざまれています。その数24万人にのぼります。戦死したアメリカ兵の名まえもきざまれています。

 

 

沖縄県内ではいまだ2012トンの不発弾が埋没していると推定されるそうです。
年間の平均処理量は約30トンで、全てを処理するにはさらに70年を必要とする見通しだそうです。

 

 

県議会では、戦後問題として国の責任を明確化し、早期処理に取り組むよう働きかけるとあります。

 

 

2009年にも糸満市の歩道で水道工事中に2人が重軽傷を負っており、不発弾は戦後70年経過しても爆発する可能性がある、あります。

 

 

不発弾がみつかり住民が避難して処理したとの記事をみることが本土でもあったのを思い出しました。

 

70年前の戦争の不発弾処理にあと70年かかるとなると戦争の傷跡の大きさ、いったいどれだけの量の爆弾を使用したのか、恐ろしくなります。

 

「慰霊の日」はすべての死者を追悼する行事とあります。敵も味方もありません。
いま、“戦争”に対する沖縄の人たちの思いがどれだけこの日本で共有できているのだろうかと考えてしまいました。

 

なぜ宿題をやる必要があるのか

将棋の公式戦28連勝を達成し、歴代最多の連勝記録と並んだ中学生棋士、藤井聡太四段の言です。

 

「授業をきちっと聞いているのに、なぜ宿題をやる必要があるのか」。藤井四段はそう主張して、最近まで宿題を提出しなかった、そうです。

 

で、どうなったか。
五月上旬に学年主任を交えて「宿題は授業の一環で、授業を補完するから必要なこと」としっかり説明すると、納得して提出するようになったそうです。

 

藤井四段は対局中に読みに集中すると将棋盤にかぶさるように前のめりになるのですが、授業中でも集中すると机に前のめりになるようです。

 

学校の先生は、「授業で全て覚えようという意識の表れ」とみているとのことです。最近は、休み時間に宿題を解いている姿をよく見かけるそうです。

 

藤井四段は学校の勉強は学校で終わらせて、家では将棋の勉強にうちこんでいるのですね。それをやってのけるところに将棋に対する思いのすごさを感じます。

 

また、藤井四段には“運”の良さも感じます。
三段リーグを1回で突破したのですから勿論実力はあったのでしょうが、13勝5敗でそれほどとびぬけた成績ではありませんが1位で四段に昇段しています。
三段リーグに上がったばかりなので順位は最下位で、上位に同率以上の成績者が2名いれば頭はねで昇段できませんでした。

 

佐藤天彦現名人は三段リーグ突破に3年ほど(年2回あるので6回ほど)かかっています。実力はあって毎回昇段を最後まで争っていました。
今回は大丈夫と思っても最後(1日に2局戦います)で負けて昇段を逃していましたが、逆に昇段したときは今回は無理かなという成績でしたが、成績上位者相次いで負けて昇段が転がり込んできた感じでした。
神様のいたずら心を感じてしまいます。

 

なぜ、宿題をやる必要があるのか。
君たちはそれをやらないと理解・定着しないからですよ。
それと、学校の授業の内容をどれだけ集中して聞いていますか。

 

将棋界でもう一つ注目していることがあります。
初めて女性のプロ棋士が誕生するかもしれません。
現在、女流プロはいますが男性と同じプロ棋士はいません。三段リーグで2位以上の成績を上げないとプロ棋士の4段になれません。

 

プロになれないとどんなに強くても名人にはなれないのです。
(他の棋戦だと女流プロ枠やアマチュア枠があったりします)
現在、三段リーグには女性棋士が2名(これも近年になって初めてのことです)いて、密かに期待しています。

 

 

 

「専門職大学」と「専門職短期大学」その2

大学ですから専門の技術だけでなく一般教養(教養教育)も学ぶ訳です。今の大学でこれがどの程度機能しているのかわかりませんが、今後は重要性が増してくると考えられます。

 

大学で学ぶ知識はたかが知れている、それを身につける方法を学ぶことが重要だという意見もあります。
それは大学での学びだけでなく中学・高校での学びにもいえることですが。

 

「専門職大学」と「専門職短期大学」で一般教養がどの程度重要視されるのかわかりませんが、“専門職大学”だからこそ重視してもらいたいです。そうでないと“それだけ”しかできない使い捨ての人材を輩出することになるやもしれませんので。