日別アーカイブ: 2017年8月29日
今年の全国学力テストで初めて中学の部活動の時間を質問し、平均正答率との関係を集計した。
結果は、部活が1時間以上2時間未満の生徒の正答率が国語・数学のA・B問題の全てで最も高いという結果がでた。逆に最も低い正答率は「全くしない」。
国公私立の中学生の月~金曜のⅠ日当たりの運動部・文化部の活動時間と正答率の関係は、
● 部活の時間 正答率順位
・2時間以上3時間未満 43.3% ②
・1時間以上2時間未満 29.0% ①
・全くしない 11.7% ⑥
・3時間以上 11.4% ⑤
・30分以上1時間未満 3.4% ③
・30分未満 1.0% ④
毎日3時間以上部活をしたあと勉強する気力も体力も失せるというのは無理からぬことです。
また、部活を全くしない生徒のなかには不登校や学業に馴染めない生徒も含まれていると思うので正答率も低くなるのかと想像できます。
練習時間が長くて休みがないので入らなかったり、そこそこ楽しめる部活に移ったりという話は聞きます。また、顧問やコーチとの意見の違いでその学年全員が反発して練習に参加しなかったとの話もありました。
結果至上主義ではなく心身そこそこ楽しめて勉強時間の妨げにもならない部活を目指せないのでしょうか。
生徒達は部活に何を求めているのかを大人たちは真剣に考える必要があるのではと思います。