月別アーカイブ: 2018年5月
今日は自修館中等教育学校の説明会に参加してきました。
小田急線の愛甲石田駅から徒歩18分ぐらいところにあります。
創立20周年でしたが、今年は厳しい受験だったとのころです。
この学校の3つの特長は「探究」「EQ」「グローバル」ですが、なんといっても中学1年生から高校1年生までの探究の授業にあると思います。
創立時から取り入れているとのことですが、すばらしい先見の目だと思います。時代がやっと追いついてきた感じです。
1年でテーマを決めカテゴリー別にゼミを組み「探究」活動を開始し、2・3年でテーマを掘り下げ考えをまとめる。4年生で「探究修論・発表」2万字(原稿用紙50枚)にまとめるそうです。
同じような研究発表は他の学校でもあると思いますが、4年間かけるのは聞いたことありません。中等教育学校でないとできないことです。
数値化しにくい能力ですが、この経験は大学、社会にでて大いに役立つと思います。
さらに掘り下げて研究したい生徒に対しては、5・6年生の選択「探究」授業があります。今年度は5名選択しているそうです。
来年度から「探究」入試を始めるそうです。県立中高一貫校入試の適性検査型入試で6割で合格とのことでした。
今日の午前中は横浜駅西口にあります神奈川学園中学の説明会に参加してきました。
去年まで建設中でした入口右の創立100年の記念ホールが完成していました。
校長先生が変わりました。創立104年9代目で初めての女性校長ということで、初めに女性校長について世界と日本との比較を話されました。
2014年のデータですが、世界との中学校の女性教師・校長の比較です。
・ 女性教師 女性校長
日本 39% 6%
世界 60% 40~60%
日本で女性校長の比率が低いということです。話を伺いながら、女子校の男の校長はいても、男子校の女性校長は聞いたことがないと思いました。
ここ1〜2年の難関大学進学実績が苦戦していますが、その理由として2点挙げられていました。
・大学の合格数の厳格化
・2020年対応が不十分
今年は受験生を数を減らしたということですが、交通の便もよく何のために学び続けるのかを常に考えさせ、安心して預けることができる学校との印象を受けたので、何故だろうと考えてしまいました。
何か、強烈な個性が必要ということでしょうか。
昨日の続きです。
もうう一つのテーマは、
「科学研究資金の最も効果的な配分方法」
についてです。
配分方法のモデルは、
① 研究資金をすべての科学者に均等に配分する
② 一部の科学者にランダムに配分する
③ 過去の実績の良い科学者に優先的に配分する
の三種類です。
最も効果が得られたのは①の均等配分です。
「実績のある科学者とは、過去の幸運に恵まれたということであって、将来も幸運に恵まれるとは限らない」と説明しています。
成功には、チャンスを逃さないことが大事です。でも、いつ,誰の元にチャンスが訪れるのかは予測できません。研究費の例から考えれば、できるだけ多くのひとがチャンスに恵まれる環境を整えることが重要です、とあります。
国立大学の研究費はどうなっているのでしょうか。法人化以前の①から法人化後は②になっていないでしょうか。
昨日の東京新聞の社説の内容が興味深かったです。
成功を収める人は、優れた才能を持つ人だけなのか、どうか?です。
イタリア・カターニア大学のプルチーノ准教授らの“さまざまな人生をシュミレーションした”研究論文がアメリカの科学技術雑誌に紹介されました。
タイトルは「才能と運 成功と失敗における偶然の役割」です。
内容は、技術や知能、能力を平均よりも高く持っている人やそうでない人、平均的な人が、40年間の勤務生活の中でランダムに幸運な出来事に出合うと、資産がどのように増減するかを調べる、というものです。
実験を繰り返したが、結果は毎回、現実世界と同じように上位20%の人が資産全体の80%を占めたそうです。
その上位20%に入った人は、
「たいていの場合、最も才能のある人ではなく、遠く及ばない人も入っていた」です。
一方、それぞれの幸運・不運の出来事を比較すると、最も幸運な人たちは上位20%に入っていて、資産の少ない人は最も不運な人だった、とあります。
結論です。
『最も裕福な人々は(ある程度の才能はあるものの)最も才能のある人ではなく、最も幸運だったのだ。』
40年に追跡調査ですか、それぞれの人の幸運な出来事と不運な出来事はどのように判断するのかと疑問に思うことはありまが、不幸にして才能も雲も持ち合わせていない人は、やはり資産が少なくなるという結論になるのでしょうか。
プルチーノ准教授らは、別のシュミレーション実験もしていて(こちらの方が興味深かったです)、それは明日に続きます。
今週 1週間の動きです。
7日(月)
・ロシアのプーチン大統領就任式(モスクワ)
8日(火)
・イタイイタイ病の公害病認定から50年
・カンヌ国際映画祭(~19日) フランス・カンヌ
9日(水)
・日中韓首脳会議(日本が議長)を都内で開催
10日(木)
・韓国の文在寅大統領就任から1年
11日(金)
・ぎふ長良川鵜飼(~10月15日) 岐阜市
12日(土)
・8万7000人の死者・行方不明者を出した中国四川大地震から1年
13日(日)
・大相撲夏場所初日(~27日) 東京 両国国技館
今日は子どもの日です。
総務省が4日に発表した4月Ⅰ日時点の人口統計によると、
外国人を含む14歳以下の子どもの数は1,553万人で、前年より17万人減ったとあります。
減少は37年連続で総人口に占める割合は12.3%と、比較可能な統計がある1950年以降の過去最低を更新、少子化に歯止めがかからない状況が続いています。
内訳ですが、
男子 795万人
女子 758万人
で、女子が多いのは意外でした。
また3歳ごとの年齢層別人数です。
12~14歳 326万人
0~2歳 293万人
子どもの数のピークは1954年の2,989万人です。現状のほぼ倍ですね。
こどもの日ですから、今日1日は勉強も部活も全て休みで、一番やりたいことをやる日であってほしいとは思うのですが、現実は休み明け7日提出の宿題に追われたり、大会で朝早く出かけ夜遅くまで部活だったりします。
教室も午後から自習に来る生徒に開放しますし、夕方からは授業があります。
来年はどうしようか考えようと思います。
今日はみどりの日です。
1989年から2009年までは4月29日でしたね。5月4日になったのは2010年からですか。
国民の祝日に関する法律によると「自然にしたしむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」とあります。
風が強いですが、自然にしたしみたいですね。
1947年5月3日に日本国憲法は発布されたので、今年で71年です。
護憲か改憲か、はたまた立憲的改憲か。
なんであれ正々堂々とやってもらいたいですね。
それと、憲法を守らない勢力が憲法を語るのは自己矛盾ではないでしょうか。
22歳でGHQの職員として、日本国憲法の“人権条項”の草案を作成したベアテ・シロタ・ゴードンさんが、2005年の憲法記念日を前に「米国が押しつけた」という改憲派の主張に反論しての言葉です。
『日本の憲法は米国の憲法よりすばらしい。自分のものより良いものを「押しつける」と言いますか。』
2019年度から3年に1度程度実施(中学3年生全員)される「全国学力テスト 英語」の予備調査がⅠ日から各地で始まりました。
文科省が抽出した全国136校が対象で、31日まで順次実施します。
文科省は全都道府県、政令指定都市から各二校(東京都のみ四校)を抽出しました。
大規模校や特別支援学校、離島の学校を選び、円滑にテストを実施するための課題を把握します。
予備調査ですが、「読む・聞く・書く」のテストを計45分で実施、「話すについてはコンピュータを使って一人当たり15分程度で行い、録音した生徒の解答を文科省の委託を受けた業者が採点します。
予備調査の日程が5月としか発表されていなかったので疑問に思っていたのですが、順次行うとのことだったのですね。
パソコンは中3生全員分用意されるということですか。
今日からクールビズで、それに相応しい爽やかな五月(ごがつ)晴れになりました。最高気温が28度で7月初旬の暖かさだそうです。
1年後は天皇が変わるのですね。
平成もあと1年です。
昭和天皇というとGHQのマッカーサ―軍司令官と並んだときの写真が浮かびます。
平成天皇は被災地慰問の映像が浮かびます。いつも皇后陛下といっしょのイメージが強くあります。
新天皇は象徴としてどのようなイメージを残してくれるでしょうか。