月別アーカイブ: 2018年9月
教育新聞に興味深いコラムが載っていました。
教室の中には、4月生まれから翌年3月生まれの混在しています。同時期に同基準のテストを実施した場合、心身の発育による学力差が出てもおかしくないのではということです。
国際数学・理科教室(TIMSS)2015年のデータから作成したものです。
小4では算数と理科の平均点を比べると4月生まれが最も高く、2~3月生まれが最も低くなっています。また中2でも最も低いのは2~3月の早や生まれの群です。
中学2年生になると4月~12月生まれの差はほとんどなくなります。先行は淘汰されていくのでしょうか。それに比べ2・3月の早生まれは遅れを取り戻せないようです。一度だされたダメ出しを払拭するのは難しいのでしょうか。心して指導しなければと思います。
ベルリンマラソンでケニアのケプチョゲ選手が2時間1分39秒の世界新記録で優勝しました。
中間地点では1時間1分6秒ですから、後半の方が速いです。
25㎞でペースメーカを見限り、ゴールでは2位に5分の大差をつけての圧倒的な勝利です。
時速20㎞、100mは17.298秒です。
100メートルもついていけませんね。
午前中、菊名駅から徒歩7分のところにある英理女子学園高等学校の説明会に行ってきました。
と言っても、英理女子学園高等学校になるのは2019年4月からで、今は高木学園女子高等学校です。高木学園は創立110年になります。
英理学園は2つの部からなります。iグローバル部とキャリア部です。キャリア部門はさらに4つのコースに分かれます。
二つの部といっても道路をはさんで校舎も分かれますので別の学校のイメージです。
iグローバル部の3つのiの意味です。
① intelligence(高い教養):国公立、難関私大、海外大学をめざす
② intercultural communication(グローバルコミュニケーション)
③ ict&steam(ICT&理数リテラシー)
高木暁子理事長は女性が幸せに生きていくには準備が必要で、3つの点をあげられました。
① 好きなことを見つけ、深める
② 変化に柔軟に対応できる
③ 自分で人生の舵取りができる
キャリア部は4つのコースがあり、4年制大学などの進学をめざします。
① 進学教養コース日東駒専をめざす
② ビジネスデザインコース:実践的なビジネス基礎力をみにつける
③ 情報デザインコース:デザイン力を身につける
④ ライフデザインコース:ファッション・フード分野を実習中心に学ぶ
高木学園の専門コースでは、大学の指定校推薦を使えなかったのですが、キャリア部の4つのコースでは指定校推薦が使えるとのことです。
とても魅力を感じますが、来年の入試でどれだけ生徒が集まるか予想できませんが、とても期待したいです。
午前中に京浜急行の能見台駅から徒歩5分ぐらいのところにあります横浜中学・高校の説明会に参加してきました。
横浜高校は野球が強い男子校ですが、2020年より共学化になります。
それに合わせて校舎が赤い煉瓦造りにグラウンドも人工芝になっていました。またトイレ・更衣室は改修が進んでいるとのことです。
野球だけでなくグローバル化も早くから進めており3ヵ月のNZ(ニュージランド)海外研修と3ヵ月間のNZターム留学は27回目となり、昨年NZ大使館より永年継続表彰を受けました。
この表彰を受けた学校は4校だけで、首都圏では横浜高校だけということです。それだけ早くから取り組んでいるということでしょう。
また、さらなるグローバルと目指して、ということで米国の二年制大学と高大接続(3校提携進行中)の提携を結びました。日本の大学との高大接続は多くありますが、海外の大学との高大接続を聞いたのははじめてです。
特筆すべき点は2つあります。
① 卒業後、National University(4年制)3年次編入提携調印準備中、及び日本国内の大学とも提携準備中
② 費用が、授業料+ホームスティ費など=約160万円(1年分)
安いですね。日本の大学に通うのとあまり変わらないですね。
日本でいうと短大から4年制大学に編入するイメージでしょうか、費用を含めとても魅力的なシステムだと思いました。
9月・10月は上記の学校行事が花盛りで、中間試験もあるので高校生は慌ただしい日々を過ごすことになります。
小学6年生の修学旅行の行先は日光とほぼ決まっているようですが高校生は国内・国外と多岐に渡ります。
ただ、観光がメインだった昔の修学旅行と違って「歴史研究」や「ファーム体験」、また「外国高校生との交流」など明確で深い目的をもって実施する学校が多いようです。
来月カナダへの修学旅行に行くSKさんは、もう少し観光がしたいと言っていました。
大阪府寝屋川市教育委員会は本年度、リクルートのグループ企業と共に、授業動画を閲覧して学習できるサービス「スタディサプリ」を使った学習支援活動を約1300人の小・中学生を対象に行っている。
市教委はタブレット端末を、中学生には学習支援を受けるかにかかわらず約6000人全員に無償で貸与、小学生には受講者のみの貸与。
受講料は無料で、小学5・6年生と中学生全学年から希望者が参加、講師と共に過去の学年の学び直しなど個別の学習内容に取り組む。
講師は学習支援の経験者を関西圏で集め、子ども5人に1人付く。約200人程度が講師として登録し、市の子どもの実態を踏まえてどう接するかなどについて研修を受けた。
閲覧した動画や問題演習の正答率をシステム上で確認し、各自に合わせた宿題をだす。
家庭学習は自宅のパソコンやスマートフォンで同サービスを利用して取り組む。
スタディサプリは学校の授業1コマ分の内容を10分強に収め、小学4年生の内容にまでさかのぼって閲覧できる。
小学生は4教科、中学生では5教科(国算理社英)となる。この事業は5月から来年の2月までつづく。
初会で習熟度をテストで測り、8~9月、12~1月にも全参加者に学校の授業内容に合わせたテストを行う。各参加者の授業内容は異なるが、テストは学年ごとに一律で行う。
スタディサプリの小・中学生向けの内容は、授業についていきにくい子どもまで見据えて難易度を設定、学力向上の他、学習を通して自己肯定感を高めることも目標としている。
知識を得る授業は各自の難易度に合った映像で個別に行い、知識を活用する全員参加型の授業を生の教師が行う棲み分けが近い将来に確立していきそうな予感がします。
昨日の夕方、小田急改札を出たところの西口商店街の入り口人が集まっていました。
男女とも若い人が多かったようですが、バラバラに集まっていましたので何のためにいるのか分からなかったのですが、全員スマホを持っていたので多分ポケモンGOだったと思います。
同じような光景に出合ったのはこれで2度目です。
ポケモンGOまったくやらないので実態はよくわかりませんが、まだまだ根強い人気なのですね。
文科省は毎年4月に全国の小学校6年生と中学3年生に実施していた全国学力調査・学力状況調査の問題を変更するようです。
A問題(知識)とB問題(活用)に分かれていた問題を一体化し、主に活用の力を測るB問題を基に作成します。
新学習指導要領では、知識と思考力などが「相互に関係し合いながら育成されるという考えに立っている」として一体化に改められるようです。
調査問題が変わるということは学校の授業内容も変わっていきます。
ついていけない子がこれ以上増えないようにしてもらいたいです。
フランスで国内の幼稚園、小中学校で子どもたちの携帯電話の使用を禁ずる法律が9月3日より施行されました。
これまでも多くの学校で使用は禁止されていましたが、法制化により、違反した場合の没収の法的根拠になります。
禁止したのは、校内や校外活動での使用で、もちこむこと自体は禁じていません。
授業で必要な場合や、障害者の使用は認めています。
高校は各校で禁止するか定めることができます。
フランスのメディアによると、12~17歳の8割以上が携帯電話を持っており、授への集中を妨げるなどの弊害があったとのことです。
マクロン大統領の選挙公約だったとのことですが、日本では依存症が大きな社会問題になっていますのでより厳しく取り締まってもらいたいものです。
今日の午前中は横浜翠陵高校の説明会に行ってきました。
JR横浜線の十日市場駅から歩くと30分ぐらいのところにあります。
この2月の入試で桐蔭学園の影響を最も受けた2校のひとつで、大幅に受験者数・入学者数を減らしました。
減少したもう一つの原因は、現高2・3年が定員をオーバーしているため、今春の入試から基準値をあげたことにもあるようです。今年度は基準値は変えずに検定など加点の幅を広げるとのことです。
この18日から高校2年生が北海度に修学旅行(農業体験学習)に行く予定だったのが、未明に起きた北海道の地震ために、その対応で大わらわのとのことでした。
この秋の修学旅行の行先が北海道という高校も多いでしょうね。
無事行けるといいのですが。