月別アーカイブ: 2018年11月
2020年度から大学入試センター試験に代わり「大学入学共通試験」で、英語の評価に活用される民間の認定試験への対策についての高校の校長先生のアンケート結果が日本教育新聞に載っていました。
対策について、
・学校で指導する 72.6%
・学校で指導しない 7.4%
・どちらともいえない 20.2%
全国普通科高等学校長会(全普高)が今年の7月、各都道府県で4年制大学への進学が多い高校から4校、進路が多様な生徒が在籍する高校から4校を抽出、計376校対象に実施したものです。
全国普通科高等学校長会とは、全国の国公私立普通科高等学校、中等教育学校後期課程の校長、教育機関の代表者の任意団体です。
英語試験を受ける時期について、
・学校で適切な受験時期を指導 64.1%
・生徒自身に受験時期を考えさせる 11.7%
・早い時期に受験できるように学校行事を見直し 5.1%
妥当な受験料について、
・1000~3000円 58.5%
・3000~5000円 37.5%
離島が多い九州・沖縄地方の高校は1000~3000円が71.9%に上ります。
心配や課題について、
・地方では受験機会等の関係から選択肢が狭く、GTECを利用せざるを得ない
・新学習指導要領が民間機関との兼ね合いに配慮したものにならないと英語の学習の負担が過重になる心配がある
心配事がもう1点、検定試験を合格してしまうとその後の英語学習がおろそかにならないか、です。
今日は16:00~18:00で「社会をよく知ろう」勉強会を行いました。
参加者は小学生1人と高校生2人の3人でした。
新聞に記載されていた読者の週間時事川柳のテーマは何かを全員で考えるところから始まり、途中でティータイムを入れて18時過ぎに終了しました。
テーマを網羅的に進めすぎたため、みんなから意見をだしてもらうことが疎かになったのが反省点ですが、終了後次回はいつやるのという意見がありましたので、少しは役に立ったのかと思っています。
次回は期末試験がおわって、冬期講習が始まる前に行おうと思っています。学年にこだわりませんので興味のある方はご兄弟含めてご参加ください。
今年問題になりました〝重すぎるランドセル”問題。文科省が〝置き勉”を認める通達も出しました。
ランドセルより軽い「ランリック」というものがあるそうです。
知りませんでした。小学生はランドセルと決められているのかと思いましたが、文科省によると「定めはない」そうです。
40年以上も前から使っている学校もあるようです。
軽くて安いのに何故広まらないのでしょうか。
一人だけだと目立っていろいろ問題が出そうですね。
最近は背広にリック姿に違和感がなくなりましたが、20年以上も前からリック派の私としては大いに広まってほしいものです。
「全米最優秀女子高生コンクール」というのがあります。
時事問題に関する意見や、音楽やダンスといった特技などを発表し、大学進学を目指す女子高生たちが学力や知力、体力、コミュニケーション力、自己表現力などを競います。
1958年から開かれており、各州と自治区の予選を勝ち上がった代表が全国大会に出場し、優秀な生徒に奨学金が贈られます。
昨年は、福島県出身でワシントンに在住のボーク重子さんの長女スカイさんが優勝して、重子さんの教育法が注目されています。教育法のキーワードが「非認知能力」です。
重子さんは非認知能力を、
「テストの点数など数値化できるものではなく、主体性や自己肯定感、社会性、自尊心など、人間としての基本的な力のこと」と説明します。
社会に出て役に立つのは、学力などの数値化できる認知能力ではなく、非認知能力だといわれています。
アメリカでこのようなコンクールが1958年から開かれているということははじめて知りました。アメリカ社会の奥深さを感じます。男性コンクールもあるのでしょうか。
思考力や表現力を育むとともに「自分の思っていることを言ってもいい」という自信をもってほしかったから、「どう思う?」「あなたならどうする?」と口癖のように質問し、スカイさんの言葉に耳を傾けたそうです。
「テストで100点を取ったとき、結果だけをほめていませんか。本当に褒めないといけないのは、どんな努力をしたのかという部分。それをきちんと子どもに話させて、認めてあげてほしいですね」とあります。
11月になりました。
穏やかな日々が続きますが、寒さは確実に増してきています。
初旬は高校の模擬テストがあり、中旬には中学の期末テストがあります。