月別アーカイブ: 2019年5月
高校生については、学校で使っている教科書や問題集を使って授業を行なっています。
教科書はまだ手に入るのですが、問題集がなかなか手に入らなくなってきています。
教科書を取り扱っている本屋さんに注文するのですが、取次店がなかなか卸してくれなくなってきていると聞きますし、使用している高校はどこかを聞かれたりします。
以前はそうでもなかったのですが、今は問題集の答えはほとんど販売してくれません。
学校側で止めているのでしょうか、販売会社側でしょうか。
デジタル教科書が2019年度から正式な教科書として位置付けられました。ただし、当面は紙との併用で使うことになります。
紙に代えて使用する場合は、各教科の授業時間数の1/2未満という制限があります。
国は2020年度以降、本格的に普及を考えています。
何ができるかですが、タブレットやネットワーク環境の完備によって、視覚化・音声化によって理解が深まり、情報共有による双方向のある授業展開、習熟度に応じた個別学習などが可能になります。
宿題は全員同じ問題ではなく、質も量も全員違うことになるかもしれません。
古文や漢文の朗読、英語のネイティブスピーカ―による発音、写真やイラストの拡大、立体図形の回転など理解を深めるのに大いに効果がありそうです。
障害のある子には、文字の拡大、白黒反転、音声読み上げ機能などで、学習上の困難を低減できます。
技術家庭では、輪切りや半月切り、いちょう切り、千切りが一目で理解できます。
課題は環境の整備で、2018年で普通教室の無線LAN整備率は34.5%です。タブレットの1人1台はほど遠く、自治体間で差があるのが現状です。
自治体任せではなく国が率先して取り組んでもらいたいものです。
午前中、神奈川大学附属中・高等学校の説明会に参加してきました。
校長先生は3月末に起きた事故の説明でオーストラリアに急遽出張中で、そのメッセージが副校長によって代読されました。
事故の原因究明は校内の調査会と外部の専門家による調査会を立ち上げて行なうそうです。国際交流プログラムはプログラムの再点検を行なってから実施するとのことです。
国語の入試問題で大きな変化がありました。
例年大問Ⅱは知識問題でしたが、来年度から200字の意見文を書かせる問題に変わりました。サンプル問題をもらいましたが対策をしっかりしないと受験生は苦労しそうです。
変更する目的ですが、能動的に表現する力をもった生徒に入ってきてもらいたいとのことでした。
参加者も多く、説明会後の校内見学にも多くの参加者があって人気の程がうかがえました。
元号が変わり、10連休の休み明けで気分は新年ですが、今日から学校は通常通り授業が始まります。
5月の行事予定表のホワイトボードの右半分(15日以降)は定期テスト日程を示す赤一色で埋まっています。
同時に私立中学校の学校説明会が本格化します。
明日から学校がはじまります。
例年にも増して休みが長いと5月病もより重くなるかもしれません。
子どもが、学校に行きたくないと言ったら無理に行かせないほうがいいようです。
すべての子どもに人権を保障する「子どもの権利条約」(児童の権利に関する条約)が国連で採択されてから今年で30年にあたります。
子どもの権利条約とはどんな条約でしょうか?
・子どもとは、0歳から18歳未満、成年になる年齢がそれより低い場合、その成年になる年齢未満のすべての人
・国家や文化、時代背景に関係なく、人類社会に生まれたすべての子どもに適用されるべき原則
・すべての子どもの人権を保障する法的拘束力をもった初めての国際条約
・54条からなる
4つの一般原則
・差別の禁止
・子どもの最善の利益・・・「その子供にとって最もよいこと」を第一に
・子どもの意見の尊重
・生命・生存・発達の権利
2019年3月現在、196の国と地域がこの条約を締約、米国は署名をしたが未批准です。
日本は1994年、158番めに批准しています。
1989年の採択された11月20日は「世界子どもの日」です。
日本では子どもへの虐待が大きな問題になっています。
この30年間で、児童がy九帯相談対応件数が1101件から13万3776年と120倍になっています。
国連は、しつけと称し日本は子どもへの体罰を容認している、と指摘してきました。
2019年に児童虐待防止法を改正して体罰の禁止の明記を進めています。
尊い犠牲者がでて初めて重い腰をあげる現状に暗澹たる思いです。
元号が変わったので、何か記念になることと思ったのですが何も思い浮かばず、何時変えようかと思っていた靴を新しいのに変えました。
新しいといっても同じ靴を2足同時に購入した残りの1足です。
まだ、足に馴染まずごつごつしていますが、気分は半新といったところです。
万葉集が売れているそうです。
明治になって外国人がやってきて、日本人の識字率の高いのに驚いた(また、日本人の親は子どもを殴らず話して聞かせる)との記事をどこかで読んだことがあるのですが、万葉集には庶民が詠んだものも集められていますが、どのようにして集めたのでしょうか。
全国に募集を掛けたわけでもないでしょうから、大伴家持氏の命を受けた人たちが日本全国回って拾い集めたのでしょうか。