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月別アーカイブ: 2019年9月

2ヵ月ほど前の話ですが

少し前の新聞記事になりますが、フランス上院で7月4日、義務教育を現在の6歳から3歳に引き下げる法案が賛成多数で可決され、成立しました。

 

今年の9月の新学期から実施されるとあるので、ちょうど今頃なのでしょうか、3歳児の新1年生が誕生します。

 

欧州連合(EU)内においても最も低い年齢で、ハンガリーに並び2カ国目になります。
マクロン政権は読み書きや数など基本的な知識を早くから身につけられるようにして不平等の解消につなげたい考えとあります。

 

特にフランス語能力を重視しているようです。

 

フランスではこれまでも3歳の大多数が幼稚園に通っており、義務化しても実際には大きな変化はないようです。

 

7月4日に開かれた先進7ヵ国(G7)教育相会合でも子どもの早期教育が議論され、採択された共同宣言では「国際的な研究によれば、子どもの早期教育と後年の成績や学習意欲の間に相関関係がある」と指摘しています。

 

日本でも幼稚園にいった子に対して、保育園の子はちょっと落ちて、どっちも行っていない子は大幅に低かったとのデータがあるのを読んだことがあります。

 

小学校1年で1クラス30人以上を受け持つので、そこですでについている差を埋めていくのはすごく難しく、最初にレベルがそろっていることが教師にとって非常に大事だということです。

 

日本ではそのような方向に向かわないのは、“子どもは親の持ち物”という考えが強く、就学前の教育は親の責任ということなのでしょうか。

 

フランスでは中高生に‟哲学”の時間を多く持たせるということを聞いたことがありますが、その下地をさらに強化するということなのですね。

 

日本の国語教育の方向性が心配になってきました。

 

多摩私立4校合同説明会

本日はプラザ町田で行われた玉川学園、桜美林中学・高校、日大第三中学・高校、八王子学園八王子中学・高校の4校合同説明会に出席してきました。

 

30分の限られた時間なので入試の詳しい説明というよりはここだけの話を交えながら変更点・強調点を中心に説明されました。

 

その中で、日大三中・三高の先生が校長の先生の話として『中学の内容をしっかり身につけていれば、将来夢をかなえることができる』とおっしゃっていました。

 

従って日大三中では先取り学習は一切行わず、落ちこぼれもださず中学の内容を徹底的に身につけさすとのことです。

 

その通りだと思います。中学の内容を疎かにして先取りしても結局は伸びません。
また、世の中でおきている社会科学・自然科学上の出来事の基礎は中学の内容を身につけることで十分理解出来ます。

 

中学の内容をしっかりに見つけましょう。

高校生の『留学』過去最多

文科省が海外に留学・研修旅行に出向く高校生の状況を発表し、2017年度は過去最多になったことが分かった。

 

それによると、3ヵ月以上の『留学』は4,076人(2年前の調査より121人減)だったが、3ヵ月未満の『研修旅行』を経験した生徒が11,148人増え、海外への修学旅行に出向いて生徒も増えた。

 

調査対象は国公私立の高校、中等教育学校の後期課程、特別支援学校の高等部。

 

『研修旅行』とは、語学等の研修や国際交流のために外国の高校、語学研修所等で学習したり、交流事業等に参加したりする3ヵ月未満の旅行と定義。

 

また、修学旅行は全員参加だが研修旅行は一部の生徒が参加することとして区分。

 

研修旅行を行なった学校
・国公私立合計 2,286校(2年前より498校増) 42,793人
(公立校に限ると、2年前より358校増の1,483校、6,127人増の21,045人)

 

公立校の訪問先
・アメリカ    618校 4,639人
・オーストラリア  527校 5,992人
・カナダ    249校 1,525人
・台湾     181校 1,609人

 

留学に出向いた学生の内訳
・公立校 1,129人(46人増対2年前)
・私立校 2,897人(159人減)
・国立校   50人(8人減)

 

公立校の生徒の留学先
・アメリカ    439人
・オーストラリア 151人
・カナダ      121人
非英語圏で最も多かったのはドイツの50人

いよいよ9月です

9月になりました。

 

今日は6日から始まる前期期末試験の対策授業がありますので午後から教室をあけました。
自習に来る生徒にも備えます。

 

3日(火曜)からは高校の説明会もはじまります。