日別アーカイブ: 2022年5月4日
国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(RSF)が2022年の世界各国の報道自由度ランキングを発表しました。
対象180ヵ国・地域
・日本 71位(G7最下位 昨年 67位)
・ノルウェー 1位(6年連続)
・ロシア 155位(5つ下落、ウクライナ侵攻)
・香港 148位(昨年 80位、下げ幅最大)
・中国 175位(昨年より2つ下げる)
・アフガニスタン 156位(米軍撤退、昨年 122位)
・ミャンマー 176位(軍事クーデター、 昨年 140位)
・北朝鮮 180位(最下位、昨年179位)
・G7トップはドイツの16位
・アジアのトップは台湾の38位
・米国は44位、韓国は43位
日本についてRSFのコメントでは、2012年以降民族主義的右派が台頭し、多くのジャーナリストが不信感や敵意を感じている。また、日本政府と大企業は、日常的にメディアの経営に圧力をかけており、その結果腐敗、セクハラ、新型コロナウイルスや放射能、公害等のデリケートと目されるテーマについては、激しい自己検閲が行われていると指摘しています。
ちなみに、2010年は日本は11位でした。10数年で60位も下落しました。
今年から順位決定の方法を変更して、政治や経済、社会・文化の各影響、法的枠組み、安全性の5つの指標で判定しました。